2017年4月の読書記録

4月の読書メーター

読んだ本の数:15 読んだページ数:3272 ナイス数:281


ジパング島発見記ジパング島発見記感想

図書館 ◆フロイスが『日本史』に収めきれなかったエピソードを綴る……という趣向の連作短編集。語り手は必ずしもフロイスではないが ◆鉄砲をもたらした無名の航海士(?)に始まり、ピント、ザビエル、アルメイダ、フロイス、カプラル、そしてヴァリニャーノが日本の印象などをモノローグっぽく。カプラルには「やっぱこんなヤツなんだ」と納得し、ヴァリニャーノには「えっ、私のアイドルがこんなこと考えてたのか?!」と思わず本気にしてしまいそうに。さすがだ、ウマい! あくまでフィクションですよ、論文に引用しないようにねっ!読了日:04月06日 著者:山本 兼一



世界の教会世界の教会感想

ファサード装飾の特徴について考えるにあたり、何度目かの。やはりMater Deiはある意味特異なまでに説明的なんじゃないかな……との観を強くする。誰に何を見せるためのファサードか、誰が得をするための教会建築か?読了日:04月08日 著者:ピーピーエス通信社



長安殺人賦 (集英社文庫)長安殺人賦 (集英社文庫)感想

一度読み終わってたのか?! 結末全く覚えてなかったんで、まだかと思ってたよ……どうりで…… ◆で、一回目と同じく、著者の主観語りがちょいちょい挟まるのがいかんなー、と思ってたわけ。主人公の仲麻呂とか相棒の李白に喋らせろよー、影うすすぎ! です ◆伴野氏のファンだが、らしくない駄作だなあ読了日:04月09日 著者:伴野 朗



世界の店先世界の店先感想

大学の図書コーナー ◆集中授業でパース習う、の二日目。疲れきった昼休みにふと発見 ◆世界の、とはいいつつヨーロッパの似たような店ばっか。大好物のアジアの店先は主に露店……ちゃんとマジメに取材&編集してんのか? このテの分厚いミニ写真集のファンであるが、これはちょっと物足りないなあ ◆とはいえ、遠近法について頭割れるほど考えて手を動かし続けてたもんで、平べったいヨーロッパの店先は目にやさしい……読了日:04月09日 著者:アフロ,ピーピーエス通信社



UP 2016年3月号521UP 2016年3月号521感想

図書館 ◆またも「ムネモシュネアトラス」について読んで考え込む。いいかげん考え込んでないで手を動かそう!読了日:04月10日 著者:東京大学出版会



知識ゼロからの15分スケッチ入門知識ゼロからの15分スケッチ入門感想

先週末の手描きパース教室での経験を経て、一度読んでフムフムした本書はどのように違って見えるか? ◆はい、かなり違って見えますです。上り坂、下り坂も描けそうな気がします。さっそく友達誘ってスケッチ散歩に出よう! って、仕事と研究のスケジュールが今は立て込んでいるから、これが終わったらね! 早く描きたいなぁ~♪ やっぱお教室でちゃんと習ってよかった~♪♪読了日:04月10日 著者:山田 雅夫



イエズス会と中国知識人 (世界史リブレット)イエズス会と中国知識人 (世界史リブレット)感想

中国16~17世紀のキリスト教(特にイエズス会)と中国社会とのかかわりについて、これから深く学ぼうとする人々にとって最強のインデックス! ◆「中国攻略なくしてアジア宣教は成らず」と腹を括り大きく舵を切ったイエズス会と、漢民族王朝の明からいわゆる異民族王朝の清にいたる激動の時代の中国知識人との交歓あるいは対立関係の概要が、平易な記述で端的にあらわされる ◆この際あらためて自覚すべきは、当時の日本が西欧に与えた影響なんてないも同然だが、中国のそれは長期にわたり甚大であること。きりしたんに惑わされてはダメ!読了日:04月14日 著者:岡本 さえ



測って描く旅測って描く旅感想

図書館 ◆ヒューマンスケール=人間的尺度。近代的テクノロジーの介入しない、徒歩で成り立つ世界 ◆目的は建築スケッチ、ということでパースの手ほどきを受けたのち、復習の意味でカラーイラストの多い本書を手に取る。ほとんど平面図だったので斜め読みだが、CAD全盛の現代にあって手描きでパースを作る意味とヒューマンスケールには通じるものもあるような。業務でCADを使う世界を当然ながら肯定しつつ建築物をフリーハンドで描く世界の価値を説く姿勢は、著者も手ほどきしてくれた講師も共通。読了日:04月21日 著者:浦 一也



紙と人との歴史:世界を動かしたメディアの物語紙と人との歴史:世界を動かしたメディアの物語感想

図書館 挫折本 ◆挫折というよりは、ちょっと見込み違い。私の目的とする記述はなかったということ ◆しかし内容は面白いので、いずれ時間ができたら再読したい ◆4月からは「役に立つ本」が中心になっているので、なかなか「楽しむ読書」ができずにいるが、あと9ヵ月ぐらいの辛抱。読了日:04月21日 著者:アレクサンダー・モンロー



バロックの光と闇バロックの光と闇感想

手許に置きながらなかなか読みきれずにいる本書。このたびバロック芸術と宗教改革についていまいちど学びの確認の必要が生じたため、今回は関連章のみ熟読、ノート作成 ◆もう少し他の章にも手を伸ばしてみるか……それもなるべく早く。読了日:04月21日 著者:高階 秀爾



落日の大帝国 人物中国の歴史8 (集英社文庫)落日の大帝国 人物中国の歴史8 (集英社文庫)感想

大航海時代と明との関係を学ぶにあたり学術書や論文ばっかじゃつまんないので陳舜臣編集の本巻 ◆シリーズ全体では孔子、伍子胥、墨子、孫子、孟子、荘子、屈原、呂不韋、荊軻、始皇帝、項羽、劉邦、司馬遷、光武帝、曹操、諸葛亮、唐太宗、玄奘三蔵、則天武后、玄宗、楊貴妃、朱全忠、朱子、ジンギス汗、フビライ汗、マルコポーロ、朱元璋、鄭和、王陽明、李自成、鄭成功、洪秀全、西太后、孫文、袁世凱、魯迅、蒋介石、梅蘭芳、毛沢東、周恩来等につき各方面の方々がエッセイを。本巻にて鄭和あたり熟読 ◆明と西欧科学ってよく語られるね~読了日:04月21日 著者:


世界の廃墟世界の廃墟感想

図書館 ◆打ち棄てられた古くてビューティフルな建物を集めた廃墟写真集とは一線を画す。ここに見られる廃墟あるいは廃都市において打ち棄てられたのはおそらく、人間が営む日常の「文明」であろう(文化ではなくて)。最終的には自然に飲まれてゆくものが多いだろうが、歴史の必然(?)として終了を余儀なくされた建造物のなかには、記念碑として新たな死後生を与えられるものも数多いと示唆。美術品の死後生について考える機会は多いが、システムとしての都市あるいは建造物にもこれがあると認識 ◆file26「医師の家」、こええぇ~よぉ~読了日:04月24日 著者:


ポルトガルへ行きたい (とんぼの本)ポルトガルへ行きたい (とんぼの本)感想

ポルトガル本国に行く予定は目下ないのだが、マカオを生んだ国としてのポルトガル、特に建築の特徴を写真で知る入門として ◆日埜博司「ポルトガルいま・むかし」、西山宗雄マルセーロ「ポルトガルは建築が面白い」を。マヌエル様式とは何か、特徴はいかなるものか、サワリの部分がわかった感じ。意外にゴシック! ◆特に窓辺に配された大航海の思い出が面白い。そしてそれ以前に、記憶を建築物に装飾として配するそのセンスが面白い! 「伝えようとする内容」にちょっと特徴があるのか? もうちょっと勉強の必要アリ。読了日:04月26日 著者:菅原 千代志,荒尾 美代,月田 秀子,日埜 博司,西山 宗雄・マルセーロ



バロック1   世界美術大全集 西洋編16バロック1   世界美術大全集 西洋編16感想

図書館 ◆イタリアとイベリア、そしてイベロアメリカのバロック ◆教会堂のファサードをとにかく、見る。見る。何か思いつくまで見続ける。言葉になるまで見続ける!! ◆収録の論考をもう一度読んでみる。ハラに落ちるまでもう一度読んでみる! ◆と、鼻息も荒いのですが、なにせ本シリーズは写真のチョイスもよければ論考もよろしくて、お勉強するのにぴったり。特に、ここでないと見られない珍しい教会堂(特にイベロアメリカの)がすばらしい! ◆この際、美と真実は細部に宿るはずと信じ、次回は図書館に虫眼鏡持っていこう!読了日:04月29日 著者:


勝手にパース検定勝手にパース検定感想

4月に大学で受講したパース講座で推薦図書の一冊に ◆なぞり描き系のスケッチ練習帖と似ているが、著者が勝手に設定した幻の検定テキストとしての本書の特徴は、パースの理論を知らないと一問も解けないってとこ。装飾写本でいうところの(笑)表ページに出題、裏ページに解説と回答という仕立て。これはイケる ◆貧乏性なんでじかに描き込むなんてとても無理! とりあえず一周めは目視&理詰めで頭の中で回答。解法がわからないのはちょいカンニング。最終的には各ページにトレーシングペーパー貼ってその上から描画だな……繰り返し描くべし!読了日:04月30日 著者:中山 繁信

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