2017年2月の読書記録

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:2341ページ
ナイス数:192ナイス

鄭和の南海大遠征―永楽帝の世界秩序再編 (中公新書)鄭和の南海大遠征―永楽帝の世界秩序再編 (中公新書)感想
図書館 ◆何回目かの挑戦でやっと読了。これっぽっちのページ数でも一行ずつ「うー」と考えながら読むと何ヶ月もかかっちゃう(笑) ◆海巡る宦官鄭和を生んだ明朝の成り立ちからひもとき、第一次から第七次まで航海の行程を丁寧に解読、平易に解説。本来数百ページの内容か ◆同時に話題の『1421』を借りていたのだが、本書の内容から察するに「1421」のようなことは起こりえなかったのではないかと。そう考えてしまったので『1421』は読まずに返したが、もう少し勉強が進んだら『1421』を検証・比較する必要もあろうかと
読了日:2月2日 著者:宮崎正勝

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)感想
図書館211日待ち ◆いわゆる「勝ち組」はなぜ勝ち組となりえるのか、遺伝と環境との関わりから読み解く。結論はつまり「遺伝は環境で修正不可能」と読めたが、一方で「優性な遺伝子を持つ者であっても、子孫のために環境を整えられないとアウト」とも読める。ならばおっしゃるとおりだ、と ◆新書なので薄いページにギシギシ詰め込んでおられるのだと思うが、大きなテーマは「子育て」には空振りも多いのだよ、ということかしら。たとえていうならば、よい土で作ったよい粘土であっても、ろくろ回す人がダメだとよい陶器にならない、みたいな?
読了日:2月3日 著者:橘玲

文字禍文字禍感想
移動中にkindle ◆なになに? これは古代のトンデモ科学者たちの物語? 文字があるから悪い方向に進んでいくのだ、だから、と物語は進む ◆データを読めない/読み誤った/読みたいようにしか読まないおろかな学者たちが誤った分析を権力に奏上、結果、世論をも誤った方向に導いてゆくのであれば、これは現代社会の問題解決が直面する危うい姿そのものだ。検証のメソッドを持たぬ「市民」たちが、自分に心地よい「解釈」を「知識」として無批判に取り入れることで、客観的観測者たちを追い詰めてゆくのなら、それは市民の罪ではないのか?
読了日:2月4日 著者:中島敦

高校生に読んでほしい50冊 2014高校生に読んでほしい50冊 2014感想
ブックガイドとしてkindle無料 ◆「興味はあるけど読んでない」ののあらすじが多く紹介されており、とりいそぎ通読。うん、たしかに高校生のうちにこれ読んでおけば、大学生になったときに楽だろうなあ! 読んでない奴らとは大きな差がつくだろうなあ ◆筆者は高校生終わってから40年弱の日々を経て、つくづく「高校のときにまともな本を読んでおけば今が楽だったのに……」と思う。中高生時代の愛読書は唐十郎戯曲集と星の王子さまと岩波写真ブックレットと江戸川乱歩だったからな~~ダメだあたしは(笑)
読了日:2月4日 著者:新潮文庫編集部

美術手帖 2016年3月号美術手帖 2016年3月号感想
図書館 ナナメ読み ◆自在置物を中心に明治工芸の超絶技巧には大いにミーハー的興味を抱く者として、とにかく通覧しておきたい一冊 ◆第一回目は忙しかったこともあってグラビアパラパラ、本文ちょっぴりしか読むことができなかったが、すでに別の図書館から引っ張ってきたのが手許にある。次の返却日=一ヶ月先までに「登場の経緯」「隆盛の理由」「政府の方針」「教育と工房制」「変転」「衰退」の道筋を中心に据えつつ、全体的な流れを理解できることを目指そう ◆しばらく前に第一回目の同じ特集があったのを知らず。そちらも読みたい
読了日:2月4日 著者:

玉依姫玉依姫感想
図書館112日待ち・読み2時間 ◆「山内」の秘密ついに! 『黄金……』の結末にうっすら透けて見えていた「山内」の座標と存在の理由が、ある意味ホラーの香りさえまとって描かれる。潜むもの、露になるもの、消えてゆこうとしているもの、拡張し続けようとするもの……いってみれば「時代の流れ」のようなものがそのバランスを崩してゆくのを悲劇とみるか哀愁ないし郷愁とみるか、それとも日常の一部としてラジカルに捉えるか ◆今夏、八咫烏シリーズ第一部最終巻刊行予定と告知あり。残る課題は黄金の烏の記憶と奴等との決戦! 夏が楽しみ!
読了日:2月5日 著者:阿部智里

玉依姫玉依姫感想
(再読)図書館から回ってくるのがこんなに楽しみってそうそうないぞ! 借りてきてまずはお茶の間に転がって2時間で一気読み。感想文書いて仕事してフトンに入ったら頭の中を「志帆」と「椿」のラストシーンがぐーるぐる。一回読んだだけじゃ解釈しきれてないんだな、と眠るの諦めて再読。1時間 ◆朝になってゴハン食べたり仕事したりしててもまだぐーるぐる。仕方ねえ、もう一回だと再度お茶の間に寝転がって1時間 ◆そのあたりでやっと全体像に納得し始める。返すまでにあと何回読むんだ(笑) ◆あれ、ブロガーさんたちの評判イマイチか?
読了日:2月7日 著者:阿部智里

類推の山 (河出文庫)類推の山 (河出文庫)感想
物語は未完で終わる。もしも彼らがその形而上的な旅を続け類推の山頂にたどり着くならば、そこには何が待っていることだろう ◆ここでいう「類推」が「アレゴリー」の訳であると知る。そこで初めてアレゴリーとは類推なのだと教えられ、新幹線の中で考え込む。そして象徴とは類推の能力を欠いては機能しないのだという当たり前のことに気付く ◆これがもしも日本の書物であったなら道中は全く異なる色彩を帯びたことだろう。あるいは西遊記のようであり、ガリバーの冒険のようでもあろうか。ドーマルの道行きは思ったよりシュルレアルではない……
読了日:2月10日 著者:ルネドーマル

月刊 UP (ユーピー) 2016年 11月号 [雑誌]月刊 UP (ユーピー) 2016年 11月号 [雑誌]感想
図書館 ◆「思考を鍛える教養『大人になるためのリベラルアーツ』を刊行して」 が目当てだったが、全体的に乗り切れないテーマが多く、ナナメ読みで返却 ◆UPは期限決めて読むものではないよなあ、といつも借りるたびに思う。そして「定期購読しようかなあ」と毎月思うが実行に移していないのだ……
読了日:2月19日 著者:



UP2016年9月UP2016年9月感想
図書館 ◆田中純先生「[イメージの記憶]45 モンタージュ/パラタクシス(3)」最終回の「マックス・エルンスト《主の寝室》の「皮膚」について 」がお目当て ◆第一回《ムネモシュネアトラス》、第二回《テオ・アンゲロプロス》、そして最終回は《エルンスト》。ムネモシュネアトラスについては「なるほど!」と腑に落ちたが、アンゲロプロスは予想に反して「???」……『旅芸人の記録』しか見てないんじゃやっぱダメか(笑)。エルンストはちょっと時間なくて熟読しておらず……「控え」とったんでもう一回ゆっくり落ち着いて読みます
読了日:2月19日 著者:東京大学出版会

ニセモノ図鑑: 贋作と模倣からみた日本の文化史 (視点で変わるオモシロさ!)ニセモノ図鑑: 贋作と模倣からみた日本の文化史 (視点で変わるオモシロさ!)感想
図書館 ◆たしか2016年、民族学博物館でやってた展覧会のガイドブック……昨今のガイドブックは旧態依然としたカタログでない場合も多くて◎ ◆ニセモノとは何か? 贋作はもちろん、複写、模写、まがいもの、印刷物etc. さまざまな「ニセモノ」の概念を、カッパのミイラなど具体例を挙げつつ提示していく ◆というか、カッパのミイラetc.を上記のテーマに分類して「さあ、考えてみよう!」みたいなつくり。大人はもちろん、子供でも楽しめちゃう写真てんこもりの楽しい一冊 ◆といいつつ熟読できなかったので、ぜひまた改めて
読了日:2月19日 著者:西谷大

Lonely Planet Hong Kong (2014)Lonely Planet Hong Kong (2014)感想
通読してナンボという類いではないので、一回使ったところで読了認定 ◆旅に出るとき、可能な限りLonely Planetを使うのは、日本人とはまた違った視点を得たいから。本書で特に感じたのはランタオ島の香港大仏を圧倒的にイチオシにしてるとこ。日本のガイドブックだと小さくしか取り上げられていないが、本書では巻頭グラビアに! で、9月に行っちゃいましたよ ◆行ってみたらそこは魅惑の大仏ランド! お土産、3D映画シアター、そしてイカニモな中国茶喫茶……このカフェで出された餅菓子がむっちゃくちゃうまくてホームラン♪
読了日:2月19日 著者:PieraChen,EmilyMatchar

芸術新潮 2016年 09 月号芸術新潮 2016年 09 月号感想
図書館 ◆芸術新潮をこんなにも真剣に読み込んだことがあったろうか、とわれながらため息ついた巻頭特集。全巻持ってるけど、収録されなかった幻の作品の一部が掲載されてたのにビックリ ◆故長谷川町子氏は亡父と同い年。『サザエさんうちあけ話』など読んでいると、ついに聞くことのなかった亡父の青春時代がどんなものであったかと想像する。孤高の漫画家であり続けた長谷川氏、尊敬 ◆第二特集安藤モヨコもまあ好きだし、インドを舞台にした生と死の写真の紹介なんかもあり、珍しく隅々まで読めた ◆芸術新潮はこんな感じでいいんだよ
読了日:2月27日 著者:

下ごしらえして焼くだけ! 煮るだけ! だけ! だけ! ごはん ([バラエティ])下ごしらえして焼くだけ! 煮るだけ! だけ! だけ! ごはん ([バラエティ])感想
2月半ば、故郷に住む妹が入院・手術。術後の歩行練習に付き合って訪れた病院1階のコンビニにて発見 ◆表紙のガパオってのがこりゃまたいいやね~と手にとって、「いやこれうまそーだわー」「全部片っ端から作りたいわー」「料理嫌いだけど作りたくなるわー」とかのたもうておったら、妹がサッと買ってくれたという ◆何冊かの料理本から製作ステップの少ないレシピをよりぬいてまとめたものだとか。帰京後いくつかこしらえてみたが、なかなかのお味。もちろんどれも簡単で栄養満点、わたくしのようなザツな者にやさしい世界がここに
読了日:2月27日 著者:

掟上今日子の家計簿掟上今日子の家計簿感想
図書館 ◆珍しく(笑)ゾッとするような物語を含む全4編。な~んとなくですが、いくつかの物語がトリックの特性でつながっているような…… いつ読んでも面白くすらすらいっちゃうけど、私の中では若干中だるみを感じていた今日このごろ。二つの物語のつながりで再びピリッといたしました ◆次回は「旅行記」とのこと。おお、旅とか出ちゃっても大丈夫なのか今日子さん!
読了日:2月28日 著者:西尾維新,VOFAN

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