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2016年6月

2016年6月27日 (月)

今週のお勉強 6月 その4

【今週の美術展】

 6月25日、①ルネサンスのジュエリー(メディチ家の至宝)@庭園美術館 ②ポンペイの壁画展 ③土木展の三つをハシゴしてまいりました。

 ①と③は大いに充実、行ってよかった感満載でありましたが、②は金返せランクでありました(笑)。

 ①は奥様おば様お姉様がチケット売場に列をなすという大人気。宝石って人気あるのだな。ブロンヅィーノは一枚除いてはおそらく工房作。絵画は肖像画しかないわけで、肖像画に興味ない私はへーほーふーんとナナメに飛ばしてゆくばかりだが、少なくとも、メディチのご婦人方がとてつもなく高級なお召し物なのには参った。なんせお子様のドレスにいたるまで手が込んでて。
 宝石については、同行の岩石屋に加工の難易度などをたずねつつの楽しい観戦。
 また、誰だかの愛人さんの女性、どえらい豊満ボディに大粒の南洋真珠をこれでもかと縫い付けたドレスで大迫力。「デブの何が悪い!」と自信持って生きていかねばならぬと再認識。

「メディチ家の至宝」の画像検索結果

 ②はねえ……一発目のでっかい壁画にポンペイの見どころ(ポンペイレッド、遠近法、窓外の風景、神像etc.)全てが凝縮されておって、あとはもうその繰り返し。ゆっくり見る価値あるんだろうか? 同行者とともに「もういいわ」とあっさり見切りをつけ、計10分で退散。

「ポンペイ展」の画像検索結果

 ③むしろ見たかったのは「土木展」。苦手なオサレデザインギャラリーであったが、高度経済成長期のアツい現場フィルムや土木関係の模型に釘付け、そして巨大マシーンや巨大構造物のバカでかく伸ばした写真は圧巻! 青函トンネルの北海道側から青森側まで丁寧に描かれた地層図はデザインの効いた色分けで隅から隅まで堪能。同行した地学専攻の土木屋(=さっき出てきた岩石屋)に読み方を丁寧に教わりつつ見られたのも吉。青森側に変な地層が挿入されてたのが衝撃。ああ、地球は激しく褶曲しておるのだ! ただし土木屋曰く「ふん、オレならこういうふうには描かないな……」 ……じゃあいつかなんかすごいのを描いて見せてもらいたいもんだ。永代橋の古い青写真にも興味津々。これまた読み方を説明してもらいつつ眺めていたわけだが、我々の都市を構成する鉄の構造物は、古代ローマの石造構造物にもルネサンスのヴィラにも一歩も引けをとらない美しさだと私は思うのだ。

「土木展」の画像検索結果

 久々に戦利品に萌える。
 ①にて「メディチおかき」と「フィレンツェシール2巻」、③にて「土木タオル」と「土木テープ」購入。メディチおかきはペペロンチーノ味でうめ~~。

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【今週の読みかけ本】

 『みんな彗星を見ていた』 今週も忙しくてなかなか読み進められないが、じわじわと。本書の主役かつ狂言回しは「リート」。そして天正少年使節団へと話は溶け込んでゆくわけだが、やはりヴァリニャーノの動きをもっときちんと押さえないといかんな、と。
 で、私もリート弾いてみたくなっちゃうぜ。

 明日は本書をH図書館に返却しなければならんのだが、T図書館のほうの予約がもう回ってきているので、続けて読み読みいたしましょう。とっても人気があって競争率が高い! 2冊目を返却したら、kindleで購入することになりそうだわ。

2016年6月24日 (金)

今週のお勉強 6月 その3

 仕事の波が一段落して新たなご注文に張り切って着手!

 ……のはずが、大阪から戻って以来、とにかく暑さと眠さとだるさとやる気のなさとネガティブ思考にヤラれてなにもできず……ついに夜もよく眠れなくなり……

 ハッ!!!

 これわ大変!! つまりオババ病の悪化ぢゃないだろかもしかして!?

 で、ちょうど婦人科の手術後の定期健診があったので「せんせ~も~ダメですぅもっと強いお薬ぉぉぉぉ」と訴えたところ、いろいろわけあって根治治療に踏み切れないことが判明(この点については説明聞いて大いに納得)。ゆえに、これまでの漢方に加えてなななんと、鬱病といえばデパス! と素人の私でも知っている薬がどどーんと処方される。

 うへ~~~。ホンモノのメンヘラにならんよう、努力しますわ(努力でなんとかなるもんなのか?)

 

 

【今週の天使と黙示録】

 

 岡田温司先生の講義も初体験、大阪の芸術学舎も初体験な17~18日の二泊三日。

 初日の「天使」はカラヴァッジョ漫談(笑)の準備のついでに予習ばっちりだったので楽しく受講。

 その晩は大阪の友人と飲み会。知らない人も混ざってドンチャン騒ぎで気がつけば午前2時過ぎ……後ろ髪引かれつつ、学舎から徒歩数分、ツアーで大阪を訪れるロッカー御用達のホテル関西へ。しばらく泊まらないでいたらきれいになっててびっくりだ。

 翌日は二日酔いもなく、概ね元気に抗議に参加するも……課題図書の『黙示録』がどうも読み進めず、講義を聞けばなんとかなるかとおもいきや、やっぱしどうにも頭に入らず……ついに撃沈。たいへんたいへんた~~~~いへん失礼を承知で申し上げると、岡田先生の講義自体、著作のダイジェストというか、読み上げが多いというか、聞いてても何がキモで何が大事なのかさっぱりつかめず。

 おそらく問題意識を持たずに受講した私に最大の原因があるのだろうが、初日だけ受講して、あとは残った西国巡礼にでも行っていたほうが残りの私の人生にとってよかったような気がする。

 あ、とりあえず「アンチキリスト」だけは面白く興味深く学ぶことができて収穫は一応アリ、と。

 

 

【今週の読みかけ本】

 

 武井美砂先生に「早く読みなされ」といわれた『みんな彗星を見ていた』着手。いや~、面白い! 研究者でもないのによくお勉強なさっている! しかも研究書じゃないから、ストレートに面白い!! 忙しくてなかなか進められないが、今図書館から借りている本の期限が来ても、数日後には別の図書館で手配したのがまたやって来る。それに、あまりに面白くてほとんど購入気分。図版がないのでkindleでもいいしね!

 さらに、慶長遣欧使節団を扱った2冊もとにかくパラパラ読み。ぶっちゃけ、天正少年使節団は自分にとって他人事でしかないのだが、伊達政宗が派遣した慶長のほうは、さまざまなご縁で細部まで非常にリアルに感じられ、私の研究の興味はむしろこっちだな、と。

 さあ、どんどん読もう! そろそろ論文の方針も立てなくちゃね!

 

 

 他にもネタはいろいろあるんだが、仕事が押せ押せなので本日はここまで。

 ……勉強の意味ではもちろんのことながら、仕事や心身のコンディションの現状からして、やはり今年の休学は正解だった、というより、必然だった気がしてます。

 

 そうそう。大阪でのどんちゃん騒ぎのさなか。

 何年も前から付き合ってた友人が「ヴェロニカ」だったことが判明。お互いに驚愕。ぐでぐでに酔った状態で叫びまくった西洋美術とキリスト教の話が実は大阪でのいちばんの収穫だったりする(笑)。

2016年6月13日 (月)

今週のお勉強 6月 その2

 仕事がひじょーに忙しく、そのうちの一本はここ数年で受注したうち難易度Max。したがってお勉強はほとんどナシ。そのことは読んだ本(完読本のことね)が東大合格生のノートはかならず美しい一冊のみという現実に如実にあらわれておるの。


【今週のゼミ合宿】

 そんな仕事からの逃避タイムに、来月に迫ったゼミの酒田合宿に思いを馳せる。
 個人的には「大即身仏ツアー」と銘打ち、出羽におわす6体できればぜんぶ拝観するぞが目標にて、具体的なタイムテーブル試案作成にとりかかる。いかにあのへんの交通の便が悪いか目の当たりにし、やっぱクルマ借りるのが正解かしら……と悩む。



【今週の資料まとめ】

 先月末の美術史学会のあたりから多忙の波は始まっていたので、せっかくいただいてきたレジュメの数々、全く目を通せず。せめて、ゼミの指導教員であられる池野絢子先生の分だけでもゼミ生に報告せねばと、ゼミ生への拡散作業に勤しむ。
 同時に、図書館から借りてきてる本のうち、コピーが必要なもの数冊、まとめて作業。
 これらの作業は、仕事のデータ到来を待つ間にガツーッとまとめて。こんな制約があったほうが短時間にやっつけられるけど、こういう生活は基本的にイヤだ。ボーッと空を眺める時間が欲しい……



【今週の読みかけ】

 図書館からみんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記』回ってくる。以前から読みたい登録していたもので、この春、武井美砂先生から「面白かったですよ! 早く読んでね」とお勧めいただき。忙しくて3ページぐらい覗いただけだが、なるほどこりゃ面白いかも。早く読みたい……今週末の大阪行きで読めるかな。
 また、図書館で慶長遣欧使節関連の本を2冊仕入れてくる。出身地が仙台なもんで、天正少年使節団よりはるかに予備知識と思い入れがあるんで読みやすい&面白い。いずれも「これまでいわれてきた支倉常長像にはウソがある」という切り口。うちは戦国時代から公務員なんで、お勤め先のトップである伊達政宗総帥が何を考えて何をしていたかということにはひじょーにひじょーに興味があるのだ、というか、何が何でも知っておきたいキモチ。
そしてついにゴーメン・ガーストシリーズ『タイタス・アローン』購入。何十年も心にひっかかっていた本作についに着手! どうしても読みたいものは買わなくちゃねっ!

2016年6月 8日 (水)

今週のお勉強 6月 その1

【今週のお勉強】

毎日何をしたか手帳に書いてここに転載しているのだが、
なんと今週、お勉強したのはたったの一項目!!

Simon Ditchfield, ”Catholic Reformation and Renewal”,  Peter Marshall, The Oxford Illustrated History of the Reformation (Oxford Illustrated Histories), pp.152-182

対抗宗教改革下の中国、インド、日本がキリスト教をいかに受容しいかなる視覚芸術を生み出してきたか……レリックからはじまりマリア像が描かれ……しかししかししかし! 実はいちばん大切なのは銅版画なのだ!
……と、こういう論文のイントロをから5ページまとめただけ。

何をしていたか思い出せないくらい、仕事が忙しくなっているのだ……
仕事の波が全く予想できないのでしょうがない……
波がすべて引くのは17日、そう、大阪に発つ日だ。というか、17日の夜には大阪に向かうので、その日までになんとか終わらせなきゃならんという追い詰められ状態……


【今週の文房具】

と、追い詰められながらちびちびすすめている私のお勉強に欠かせないお道具はたくさんあるが、その一つが「のり」。

ノートに貼り貼りするんだよね。

これまでいろんな方法を試してきたんだが、外ではリーガルパッドジュニアでノートをとってあとからB5またはA5のノートに貼って整理する。最近、こういうスタイルにたどり着いた。
これまでにも写真用ボンド、ペーパーセメント、液体のり、両面テープなどさまざま試してきた結果、私の作業量だとスティックのりがベストかな、と。

上からメーカー、お国、感想と評価。
 (判断基準は仕上がり重視にちょっと寄ってる感じですね)

BIC(フランス):★★★ちょっぴり水っぽいので紙がしわしわしやすいが、そのぶん伸びがよくて、乾けばパリッとしてくれる。小さめサイズの貼り貼りに使いやすい。

ダイソーで3本100円(どこ製?):★★★安物だよな……という先入観を捨てれば、どこがどうダメだということも言いがたく。BIC同様、少々水っぽいか。

Coccoina(イタリア):★★★★★目下、使い勝手ナンバーワン! ベタベタ系で指などにつくとちょっぴり「忍法けむり」っぽくなるが、水っぽくもないし硬くもないので、大きめの紙にワーッと塗ってもしわになりにくい。パッケージもいいね。

GIOTTO(イタリア):★★★★気に入って2回目の購入、20グラムサイズが出ていたのでこちらを。Coccoinaと比べるとちょっと硬めなうえ、水っぽい感じもするので第2位。他の製品に比べればシワになりにくくていい感じ。それに、GIOTTOって名前が盛り上がるよね。

SnSpake(イギリス):★これが目下の悩みの種。通販で衝動的に5本買ってしまったが……なんだこりゃ orz のりなのにサラサラ系、「どうしたオマエっ!」と叫びたくなるほど粘着力が弱く、しばらく押さえてないとみるみるはがれてくるぜおい! 「non-toxicで水洗いで落ちる!」とか書いてあるが、そんなこと以前にのりってのはくっつかなきゃダメなんだよっ! だからエコなんてくだら(以下略) 

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