2015年の読書まとめ

すごいな、一年分まとめられるんだ!!

2015年の読書メーター

読んだ本の数:148冊 読んだページ数:33095ページ ナイス数:1259ナイス

   

殉教カテリナ車輪殉教カテリナ車輪感想 図書館 ◆いやー堪能堪能! ぶっちゃけ、事件そのものやオチはあまり興味が持てる内容ではなかったが、イコノロジーを用いての推理がツボ! 小説そのものよりも、登場人物と一緒になってのイコノロジー遊びに思わずハマってしまうという、邪道な読み方をしてしまったが、私はそれで満足じゃ ◆著者が描いた2枚の絵、なんだかいけないエロサイトでよく見かけるようなタッチ。だからこそ、献身とは実に淫靡なものであるという印象付けが加速するのだな。◆美術ネタの他の作品も読んでみよう! 読了日:1月3日 著者:飛鳥部勝則
日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)感想 図書館 ◆『およね平吉時穴の道行』が読みたくて。何度読んでもいいなあ~じんときちゃうぜ♪♪ で、やっぱり由美かおるで脳内再生されちゃうのよね。本当に名作ドラマでした! もしも願いがかなうなら、死ぬまでにもういっぺん見たいものよ…… ◆あんまり読むヒマなくて他の作品はほとんど読めず。ちょっと残念。 読了日:1月3日 著者:光瀬龍,豊田有恒,石原藤夫,石川喬司,星新一,福島正実,野田昌宏,荒巻義雄,半村良,筒井康隆
UP 2014年9月号UP 2014年9月号感想 図書館 ◆仕事用資料として:佐々木健一「文字づかいと人工知能―校正作業のつれづれに」……私が仕事柄心がけていることは、誰が読んでも誤読のない文章を目指すこと。そのために施す仕掛けは小さなものの積み重ねで、たとえば「おこなった」を「行なった」とすることで「いった」という誤読を防ぐ。送り仮名ルールは本則と新聞用語を基にしつつ、上記のような逸脱を交える感じ ◆その意味で佐々木センセのおっしゃりたいことはわかるが、センセ、ワープロは辞書を鍛えればセンセが満足いくように動くのですよ……と教えて差し上げたい。 読了日:1月5日 著者:東京大学出版会
UP 2014年8月号UP 2014年8月号感想 図書館 ◆研究資料として保存:最上敏樹「マルチニクと知識人」 ◆オモロくて保存:小坂井敏晶「臓器移植と社会契約論―人からモノへの変換術」 読了日:1月5日 著者:東京大学出版会
UP 2014年7月号UP 2014年7月号感想 図書館 ◆一部切り抜き保存:酒井邦嘉・曾我大介・羽生善治・前田知洋・千住博「【座談会】創造的な能力とは 『芸術を創る脳』をめぐって」~千住元学長曰く「買った本は、いつか役にたつときのために、外れでいいから持っておくべきなのです」「外れ玉は捨てたくても簡単に捨てないほうがいいわけです」~私見ですけど、断捨離なる〈ちっぽけな自己のみで世界を規定しようとする愚者〉向けの生き方がもてはやされる昨今、書物を手元に置いて積読の山脈で遭難することを美とし是とする(と思われるww)こうしたご意見には励まされます(^_^) 読了日:1月5日 著者:東京大学出版会
UP 2014年10月号UP 2014年10月号感想 図書館 ◆オモロくて保存:今田高俊「社会学とともに生きる」~文転して社会学者に。文系と理系の世界の違いに納得、文系の理想のあり方は、豊富な知識量とそれらを論じる力なり。 読了日:1月5日 著者:東京大学出版会
裸婦の中の裸婦 (文春文庫)裸婦の中の裸婦 (文春文庫)感想 友人宅からボッシュート(返却の意思大いにアリ) ◆なんぼ澁澤龍彦でも巖谷國士であっても、 エロねたや裸婦ねたに割くエネルギーがないなぁと、ちょっと腰が引けていたが、まあ読んでおいて損はなかったな、と。表紙はデルヴォーで正解 ◆ただし、澁澤氏の絶筆の一つに数えてもよい本作であったことを思うと、そうか最後の日々の澁澤は、小説家としての未来につながるはずだった高丘親王を記すとともに、「澁澤と言えばエロス」という側面にきっちりケリつけてからジャングルに消えていったのだなあ、などと。 読了日:1月5日 著者:澁澤龍彦,巌谷國士
UP 2014年11月号 505UP 2014年11月号 505感想 図書館 ◆レポート素材として保存:松本文夫「学問の図像とかたち167 思考の模型 模型の思考」……今号の「落水荘」ほか、連載に使用される模型制作の多くは東大の学生が担当だそうな。今枝秀二郎さん制作の落水荘は再現のためのさまざまなアイデアが詰まった傑作! 東京大学総合研究博物館蔵とのこと、レポート課題の題材に落水荘を取り上げようと考えているのだけれど、この模型、見学できるのかしら? ◆落水荘がインターナショナル・スタイルでありつつインターナショナル・スタイルから逸脱している件について、短く端的なまとめあり。 読了日:1月6日 著者:東京大学出版会
人生相談。人生相談。感想 図書館 ◆ザツに読んでたので不覚にもオチが理解できず、ソッコー二度読み。「もろもろ壊れて修復不可能な人」を描かせたら、いや~、真梨幸子はほんとピカイチですわ。こんな奴らに比べたら自分は幸せだわマトモだわ、と、どの作品を読んでも優越感……でいいのか? そんな思考法では、いつしか真梨小説の登場人物みたいになっちゃうよ~(-_-;) 読了日:1月7日 著者:真梨幸子
豆の上で眠る豆の上で眠る感想 図書館 ◆えんどうまめのうえで寝たお姫様の物語は、子供の頃から大好きだった。姫の繊細なわがままさ、謙虚な尊大さ、世間と自分の距離を測る必要のない純粋さ…… 「姫」は、どうしようもない違和感に飲み込まれた主人公か、それともお姉ちゃん、万佑子ちゃんなのか? ◆久々の湊作品、堪能いたしました! 読了日:1月9日 著者:湊かなえ
作りおきそうざい―おべんとう、持ちよりにも。昔ながらの常備菜120品。作りおきそうざい―おべんとう、持ちよりにも。昔ながらの常備菜120品。感想 お気に入りの「作りおき」シリーズ♪ とにかくうまいんだ、このシリーズのレシピは。 読了日:1月11日 著者:
読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)感想 図書館 ◆ビブリアの勢いで読んでみた。やー、この二人の会話は面白い! 二人の熱にヤラれ、読みたい本を何冊もメモってしまった! ◆こんなふうに、似た読書傾向の人とウキウキワクワク語り合えたら楽しいよね。相手の話をちゃんと聞き、自分の意見をちゃんと述べ、ただ主張を投げつけ合うのではなく美しい化学反応を楽しむ……読書メーターは自分にとって最後の最後までそんな場であれと願うわけです……このごろわけわかんないのに絡まれてアクセスブロック発動しちゃったりしたんでね……まあ、こっちの実力不足だったりもするのだが…… 読了日:1月12日 著者:三上延,倉田英之
芸術新潮 1999年 2月号 特集・ザビエルさん、こんにちは芸術新潮 1999年 2月号 特集・ザビエルさん、こんにちは感想 研究資料として ◆ザビエル来日450周年の1999年に開催された展覧会がテーマ ◆「巨匠たちのザビエル描き比べ」ヒット! ヴァン・ダイク、プッサン、ルーベンス、ゴヤと豪華ラインナップ ◆日本をはじめインドや南米で描かれたキリスト教絵画の解説アリ ◆しかしザビエルはやっぱ日本で描かれた有名な「あの絵」がいちばん好き ◇ノルマンディーの廃教会を再建した建築家・田窪恭治インタビュー興味深い。破損した瓦の代わりに色ガラス使用。その美しい光が差し込む様をこの目で見てみたい ◇「一夜で消えたムナカタ壁画」興味深く読む 読了日:1月18日 著者:新潮社
満願満願感想 図書館かなり長期待ち ◆面白かった『インシテミル』の著者だってんでそれなりの先入観(悪印象なし)で臨んだが、全く異なる作風に驚く ◆それぞれ趣の異なる六つの短編。趣は異なれど、いずれも読後に軽い寒気、あるいは救いのなさが残る。実に実に達者な作家さんである! ◆本作がたくさん賞をとったことを、読メさんたち(?)のレビューで初めて知る。へ、そうなの? どっちかといえば私は『インシテミル』路線のほうが好きですよ~ ◆たいへん満足したので、またいつか、別の作品も読んでみよう 読了日:1月23日 著者:米澤穂信
アウトサイダー・アート (光文社新書)アウトサイダー・アート (光文社新書)感想 図書館 ◆ゾンネンシュターンあたりもそうだよ、いやなんつっても大好きなサクロ・ボスコなんざ、もろ450年前のアウトサイダー・アートだよ、といった興味から、ちょいとマジメに深堀りしてみたくなりとりあえず入口の書として。2000年以降のこのへんの定義づけというのか受容のされ方というのか、そのあたりの事情がざっくりわかった ◆4月以降に書かなきゃいけないレポートに適用できないか、という色気もアリなので、少し詳細にノートをとっておこう。もう少し考えがまとまったら再読し、まともなレビューを書く所存。 読了日:1月28日 著者:服部正
誰のための綾織 (ミステリー・リーグ)誰のための綾織 (ミステリー・リーグ)感想 図書館 ◆『殉教カテリナ車輪』がたいそう好みに合って面白く、かつイコノロジーを駆使した作品であったので、作者の他作品も読んでみるかと調べたら、どうやら本作、盗作疑惑が云々されて回収・絶版なのだとか。「はみだしっ子」か……エキセントリックなのを相手にしちゃったね……「はみだしっ子」は昔いっとき読んでいたが、なんかついていけないと感じてオリたもんで、剽窃疑惑の箇所はわからなかった ◆それはともかく。『殉教……』とは違ったタイプの作品で、デカダン度が足りず物足りぬ。でも構成には十分楽しませてもらったぜい♪ 読了日:2月2日 著者:飛鳥部勝則
禁断の魔術―ガリレオ〈8〉禁断の魔術―ガリレオ〈8〉感想 図書館 ◆たまには久々のガリレオでも読んでみっか、と衝動借り(?) ドラマで見たのとちょいちょい違う部分を思い出せたのが嬉しい……トシとるとそんなことが嬉しいの♪♪ ◆こんどこそこれでシリーズおしまいなのかしら? そんなことを思わせるエンディング……科学者であるガリレオ先生、これまでの「人とのかかわり方」を変えてしまおうかとお考えになったのだろうな……それだけのことを彼に思わせかねない事件も。。。とはいえ、その点についてはなんとなく薄っぺら感が漂う描写にちょっぴりがっかり 読了日:2月3日 著者:東野圭吾
ああ、腹立つ (新潮文庫)ああ、腹立つ (新潮文庫)感想 図書館 ◆どうして借りることになったのか全く思い出せないが、手許に来たので。いろんな人のいろんなお腹立ちが一人あたり2~3ページにまとめられた実に他愛もない本 ◆気付いたこと。共感できるお怒り、耳に痛いお怒りのどちらを読んでもいずれにしてもあんまりいい気分は残らない。私は、他人様が毒を吐いているのを見るのが苦手だったのだ。自分だけ毒を吐いてそれで満足なのだ。もう少し若ければ「これをきっかけにこんな自分を改善しよう」と思えたかもしれないが、それが世間のためでしかないのなら、もうアタシこのままでいいや~♪♪ 読了日:2月5日 著者:阿川佐和子他
西洋美術クイズ西洋美術クイズ感想 図書館 ◆図書館に行くたびダラダラめくり読みしてたものを、読了に向けて借り出す ◆む、難しいぞ細かいぞ重箱の隅だぞ受験っぽいぞトリビアっぽいぞ!! 著者は美術教師。授業で投げかける問いをまとめたとのこと。名作中の名作巨匠中の巨匠ばかりが題材だから入門者向けかと侮れば、己の勉強のいい加減さに崩れ落ちよう。ナメてはいかん、いつもの問い「んなこといっちゃってお前はぜんぶちゃんと答えられるのか?」にまた立ち戻る。丸暗記も必要なこと。西洋美術史の基礎の基礎となる通史的知識をちゃんと把握しているかを試す実力テスト! 読了日:2月7日 著者:菅野公夫
悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—感想 Kindle ◆もうすぐ回ってくる万城目『悟浄出立』を待ちきれず、読友さんのネタで発見してダウンロード ◆悟浄のキャラは、まさしく岸部シローのように一言でズバッと説明しづらいが、中島敦は彼を、いろんなものをこじらせてワケがわからなくなってしまう孤高の存在と解釈。三蔵法師、孫悟空、猪八戒と濃ゆい天然たちに囲まれ、ひとり自分と世界を客観的に捉えようと疲れ果てる彼(T_T) 『悟浄出世』を併せ読めばさらに ◆だいたい、御一行のうち「さごじょう」だけ一発変換できないあたり、立ち位置のフワフワ加減がしのばれよう…… 読了日:2月9日 著者:中島敦
悟浄出世悟浄出世感想 Kindle ◆『悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—』と併せ読む ◆若き悟浄の悩みが手に取るよう。自分の心中あるいはものの見方をズバリ見透かされ言い当てられた……これは喜びでありつつも、実は愕然…… ◆「悟浄はやっぱり岸部シロー」と『悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—』の感想で申し述べたが、加えて、けっしてバンコランではないとの確信に至る……いや、バンコランの心中実はいかなるものか?! などとどんどんドヨドヨするあたりが悟浄的なのだ私は…… ◆しかし悟浄よ、それでいいのだ!! 天然だけじゃ世界は回らんのだ!! 読了日:2月9日 著者:中島敦
如何に読書すべきか如何に読書すべきか感想 Kindle無料本 ◆再読 ◆簡単な本ばかり読んでいるのは読書とはいえないが、難しすぎる本ばかり読んでいても身に着かない。多読が濫読に終始しちゃダメ、新刊本ばかり追いかけてちゃダメ、繰り返し読む本がないのはダメ、規範とすべき古典をきちんと押さえないとダメ、かといって冒険しないのはクリエイティブじゃないからダメ、とダメダメオンパレードな読書論 ◆アカデミズムの地図は20世紀終わり頃になにかと世界的に変わったのだな、と実感する今日この頃。本書は古いんでそのへんのセンスに少々欠けてはいるが、繰り返し読みたい 読了日:2月21日 著者:三木清
モンスターを探せ!!モンスターを探せ!!感想 2014年8~9月、町田市立国際版画美術館で開催された『モンスターを探せ!! ピラネージからゴヤ、そしてエルンストへ』パンフ。カタログはなくこのパンフが全て。大きいの作ってほしかった(ToT) ◆グロテスク装飾の実物って、そのぶっとびっぷりにクラクラ、大好きでも目が滑って細かく見れないこと多し。しかし版画(つまりデザイン画とかアンビルトものとか)で見るとじっくりやれる。しかも本展、解説が子供でも大人でも楽しめる筆致。フロリスⅡ世やデ・フリース、あるいは時祷書の表紙になんと怪物が~みたいなのを堪能しました♪ 読了日:2月27日 著者:町田市立国際版画美術館
チリメンモンスターをさがせ!チリメンモンスターをさがせ!感想 図書館◆とにかく読みたくて図書館にGO!◆いつの間に小学校でこんなことしておったのか。一輪車習得がデフォと知ったとき以来の驚き◆マツカサウオとギンカガミちょー怖い!ゴンズイなんか食えるのか!コバンザメ、トゲワレカラ、ワラジヘラムシ、ウミノミなんざ気絶!◆まずは少量低密度サンプル画像による探し方レッスンから入り、次第に大量高密度画像から指定のチリモン探しに推移する本書の構成は全体的に巧み。図鑑はレア度表示付き。製法紹介の中でしらす干しとの違いを説明。最後に生態系の中のチリメンジャコを図解(つづく) 読了日:2月27日 著者:きしわだ自然資料館,きしわだ自然友の会
みちくさ学会 研究報告第1集 自宅の近所・通勤通学路にあるもの (impress QuickBooks)みちくさ学会 研究報告第1集 自宅の近所・通勤通学路にあるもの (impress QuickBooks)感想 kindle有料本 ◆レポート課題の参考図書 ◆みちくさ学会に寄せられた事例を写真つきで掲載。のっけはトマソンのココロと事例の歴史的解説から ◆さんざっぱらハマった路上の写真撮影を通じて「街路にはもはや私の興味を引く新たな発見なんてないのだ!」と結論、したはずだったが、換気口にはヤラれた! なんて美しいんだ! 私の目ん玉は曇っているのだ、腐っているのだ、フシアナなのだ…… _| ̄|○ ◆でも私にはまだ隠し球があるぞ……やっぱあれをきちんとまとめるべきなのだな……でも写真のこと考えるの、今はちょーめんどくせ 読了日:3月2日 著者:みちくさ学会
美術上の婦人美術上の婦人感想 Kindle無料 ◆これも……読まなくてもよかったねww 読了日:3月2日 著者:岸田劉生
藪の中藪の中感想 kindle無料本 ◆構成の妙! 短編ミステリはこれでなくっちゃ♪♪ いかようにでも解釈できそうなんで、何度でも読み返したい! ◆ん? 文学的にはミステリじゃないし解釈が研究されてるって? いや~わたしには関係ないからそんなこと(笑) 読了日:3月2日 著者:芥川竜之介
悟浄出立悟浄出立感想 図書館 ◆見る者・見られる者双方に、見ているものがある。この連作集において常に交錯するのは、傍らに存在した者たちのまなざしだ。視点の置き換えによって、世界はまた別のリアルを我々の前に提示する。彼らの行き方、苛立ちに触れることで、私もまた己の行き方を思い苛立つのである…… ◆伍子胥なんかも取り上げてほしかったな~♪♪ 臥薪嘗胆なんかも万城目視線で傍観すればどんなふうに見えるかな~~♪♪ 読了日:3月4日 著者:万城目学
京都町家さんぽ (たびカル)京都町家さんぽ (たびカル)感想 2012年、京都の街にご縁ができ、ちょくちょく通うことになったときにはなんだかいろんな夢を見ていたようだ(笑) 現実にはいつもいつも忙しくてドタバタで、町家さんぽなんざしたこともない……そして今、相変わらず京都とのご縁は続いているが、私が好きな京都は町家じゃなくて舞妓さんなのだとはっきり自覚。私は天国への階段を買おうとは思わないが、A lady who's sure all that glitters is goldなヒトであることは間違いない。 読了日:3月4日 著者:
Esquire (エスクァイア) 日本版 2005年 08月号Esquire (エスクァイア) 日本版 2005年 08月号感想 でかリュック背負って行く旅ばかりでなく、たまにはアジアのリゾートでも眺めちゃおう……と思ったんだろうな、買ったときには(笑) なんか、今の私にはまったく響かない……なぜ? 読了日:3月4日 著者:
エコイック・メモリ (光文社文庫)エコイック・メモリ (光文社文庫)感想 図書館 ◆TVドラマ『クロハ』が面白かったので続編のこれを借りてみる。TVで背景がわかってたのですんなり入れ、たるみのないストーリーがスピード感たっぷりグイグイ進んでいく、うん、面白かった♪♪ ◆とはいえ、読み進めるほどに『アンフェア』に『ストロベリーナイト』をパラパラしてちょっと新しめの舞台装置に置いた観が強くなる(しかもその舞台装置は2015年ではすでに流行後れ)。3作品の主人公たるそれぞれの女刑事が同じ傾向のキャラだと思うんだ。そろそろニュータイプの主人公の登場を熱望!(人情女デカは×でよろしく!) 読了日:3月11日 著者:結城充考
ステーショナリーマガジン 009 (エイムック 2607)ステーショナリーマガジン 009 (エイムック 2607)感想 図書館 ◆2013年4月発行なのでちょっとデータが古いが楽しい♪ ◆『セブン』のジョン・ドゥの、あの真っ暗で穴倉みたいなイカレクリスチャンみたいな、不気味オブジェとノートとギラギラディスプレイに満ち満ちた部屋。あんなかっちょいい不吉な部屋に住みたい! いくつになっても厨二病! そしてただ黙々と微細な文字で妄想を書き綴るノートはmead! 彼みたいに脳内をテキスト化して書きつけまくったらさぞ気持ちよかろう! ◆しかしわたくし、meadはA6サイズの分厚いメモ帳しか使ってない。やっぱノート買わなきゃダメか! 読了日:3月11日 著者:
聖母マリア伝承 (文春新書)聖母マリア伝承 (文春新書)感想 図書館 ◆お勉強の一環として ◆マリア信仰は土着民間信仰的なものだと思うのだけれど、それにしてもまたここでも「発見譚」にカギがあるなあと。パターン化している理由があったはずだが、どの本に書いてあったか忘れてる ◆3月20日、鎌倉のインド屋で「グァダルーペの聖母グッズ」を大量に発見。世界のマリア様発見譚同様、通り過ぎようと思ったら店の奥から呼ばれたんだよね、「寄ってらっしゃ~い私はここよ~」って。キッラキラの「グァダルーペの聖母ピアス」買って、一ヵ月後の研究計画発表会に向けて臨戦態勢は整ったぜぃ!! 読了日:3月16日 著者:中丸明
芸術新潮 2014年 09月号 [雑誌]芸術新潮 2014年 09月号 [雑誌]感想 図書館 ◆ン十年前のボス(当時はボッシュだった)画集を何冊か持っておるが、本書は新しい研究の成果を盛り込み、現時点で判明している全真作を紹介している。ボリュームもたっぷりだし、祭壇画は特製の製本でパタパタになってるし、もうこりゃ買いであるな。神保町で300円で売ってないかな~~~ 読了日:3月16日 著者:
西洋画のやうな日本画西洋画のやうな日本画感想 Kindle無料 ◆これは……読まなくてもよかったねww 読了日:3月17日 著者:芥川竜之介
Baby AnimalsBaby Animals感想 Kindle無料 ◆無料本ファンの皆さんにオススメ! おなかがまぁるくてかわいいったらもう♪♪ 読了日:3月17日 著者:snapshotpicturelibrary
ポストコロニアリズム (岩波新書)ポストコロニアリズム (岩波新書)感想 図書館 ◆とりあえず内容確認のため、一時間程度の流し読み。要再読。特にサイード理解のガイドブックとして。 読了日:3月17日 著者:本橋哲也
キリスト教成立の謎を解く―改竄された新約聖書キリスト教成立の謎を解く―改竄された新約聖書感想 図書館 ◆宗教がらみの研究の現場では、宗教方面からの解釈とアカデミックな分析を混同しちゃならんと入門時に教わる。本書はその手順を具体的に明示する。仕事において「何を科学的に示そうが、大衆にとって気分的に受け入れられない知見は彼らの生活を転覆させることはできない」と実感する毎日だが、著者もそう思ってんだろなぁ…… ◆四福音書を分析的に読むことでわかる「ちょっと考えればわかるでしょ」レベルの齟齬を豊富に例示しつつ、四福音書成立の経緯を一般向けに解く一冊。読後、ネットで拾ってみた「宗教的反論」の数々に苦笑い 読了日:3月19日 著者:バート・D.アーマン
自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心感想 Kindleオーナー月イチ無料本 ◆←のシステムには懐かしい(てか古臭い)オッサン世代マンガとくだらねえ実用書ばっかで読みたい本なんかねえよ、と放置。久々覗くと「読みたい」登録してた本書を発見。少し見直したぜ ◆これまでの人生でいろいろなタイプの人に関わる機会を得ていろいろ思うところあったが、本書でまた一つ思うところが増えた感じ ◆大気を通して見る景色と水を通して見る景色は自ずと異なるもの。やがて大気の環境に特化した眼球と水に特化した眼球に分化していくのだろうが、結果得られた視界が同じものとは限らないのだ 読了日:3月21日 著者:東田直樹
東京名所(2)東京名所(2)感想 Kindle無料本 ◆いつでもどこにでも出てくる愛宕山(笑) 『ブラタモリ』にも出てきたし。 読了日:3月21日 著者:井上安治
週刊ダイヤモンド2014年11/15号[雑誌]特集1 ビジネスマンの必須教養「宗教」を学ぶ/佐藤優が指南「宗教で読み解く国際ニュース」/「イスラム国」とは何者か/特集2 タイを超える自動車生産拠点 メキシコ大躍進 最前線週刊ダイヤモンド2014年11/15号[雑誌]特集1 ビジネスマンの必須教養「宗教」を学ぶ/佐藤優が指南「宗教で読み解く国際ニュース」/「イスラム国」とは何者か/特集2 タイを超える自動車生産拠点 メキシコ大躍進 最前線感想 図書館 ◆「読んだ」登録失念! ◆「シーア派とスンニ派ってどう違うの?」と尋ねられてスカッと一言で答えられず出直し勉強を企図してたときに読メ友さんの記録で本書を知る。結果、一言で片付けてはいかんのは重々承知しつつ、とりあえず一言で説明することもできるのだと知る ◆「ISワナビーズ対談」みたいなのがあるんだが、顔出しで登場するバカなこいつら、今でもおんなじこと言えるんか? オバチャンはオウム真理教がポストにオリジナル漫画を投函して歩いてたころから知ってるが、その頃の信者らやバカ宗教学者と似てるぞおまえら 読了日:3月21日 著者:
Crochet a Pair of Vintage Gloves - Vintage Gloves to Crochet Pattern (English Edition)Crochet a Pair of Vintage Gloves - Vintage Gloves to Crochet Pattern (English Edition)感想 kindle無料本 ◆すてきなクロッシェの手袋の写真がたくさん載ってるのかしら~ん? と思ってダウンロードしてみたが、表紙の手袋の編み方のみが文字のみで書いてあるだけで、写真は表紙の1枚だけか~。べつにこれを作ろうと思ったわけではないのでかな~りがっかり (-_-) 読了日:3月22日 著者:CraftdrawerCraftPatterns
プロレタリア美術展を観るプロレタリア美術展を観る感想 kindle無料本 ◆いやいや……時代とはいえ、バカとしか思えん。 読了日:3月22日 著者:宮本百合子
ステーショナリーマガジン 008 (エイムック 2376)ステーショナリーマガジン 008 (エイムック 2376)感想 まっこと、至福なり。 読了日:3月24日 著者:
東慶寺花だより (文春文庫)東慶寺花だより (文春文庫)感想 図書館 ◆正確には「挫折した」。大泉洋の顔を思い浮かべながら「これは面白いんだきっと面白いんだぜったい面白いはずだ」と呪文のように唱えながら読んだが、次第にむしろ呪文で頭がいっぱいになり、中身がいっこも入らなくなってしまった。そして第3章の途中で「……ムリに読む必要はない……」と決断、明日図書館に返してきまっさ。たぶんもう映画も見ない ◆昔から井上ひさしを面白いと思ったことがなかったが、私もトシとったしココロモチも変わったかも、と思って予約待ち。しかしやはり合わないものは説明不能でとことん合わないのだな 読了日:3月27日 著者:井上ひさし
難解な本を読む技術 (光文社新書)難解な本を読む技術 (光文社新書)感想 図書館 ◆いままでよくまあこんなことも知らずぼーっと活字を追ってきたもんだ、とため息。おーし今日から私は生まれ変わったのだヽ(^。^)ノ 読むぞ学ぶぞ考えるぞそしてノート書き潰しまくるぞ!! ◆いわゆる難解な哲学書を読む義務は私にはないし読まなくちゃと思いながらも相変わらず腰が引けっぱなしなのであるが、論文読みや要約作成にもここで提案される技術がたいそう有用! さっそく来週から実践だ!(今週は研究計画書アウトプットと仕事でいっぱいいっぱい……わ~ん、せっかく盛り上がってるのに熱がさめちゃうよ~ φ(TT) 読了日:3月29日 著者:高田明典
フロイスの日本覚書―日本とヨーロッパの風習の違い (中公新書 (707))フロイスの日本覚書―日本とヨーロッパの風習の違い (中公新書 (707))感想 図書館 ◆意外と大事なことに気付いていなかったことに気付かされる。フロイスは、天正遣欧使節の少年たち同様、母国を離れた時点で幼なすぎて、自分の国のことなんかほとんどわかってなかったという事実。自分に引き寄せてみればよくわかる、現実に、18歳で大学進学のために故郷を離れた私は、出身の街にどんな飲み屋があるのかまるっきりわかってない ◆そんなフロイスの狭い視野で書かれたものだとしても、ある研究ジャンルにとって16世紀日本の風俗の記録は貴重だろうが、私には細かいところは関係ないので詳細の検討は無用。 読了日:3月29日 著者:松田毅一,E・ヨリッセン
ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)感想 松田毅一・ヨリッセン『フロイスの日本覚書』は覚書の背景について簡潔に記した書で、そこで著者らは注釈を風俗分野の専門家の手に委ねている。本書はそこがテーマとなっているので、そっち方面に興味ある方が2冊揃えりゃ入門バッチリ ◆で、わしも必要かと思って本書を古書で衝動的に購入後、冒頭の『覚書』から読んでみて、結果、私にとってフロイス覚書の内容そのものは興味の範囲外、しかもフロイスの視点が偏狭で思惑だらけとあっちゃ、内容的に時間を割いて通読する必要はないだろう。万が一のときの資料として当面手許に置くに留める。 読了日:3月29日 著者:ルイスフロイス,岡田章雄
世界で一番恐ろしい食べ物世界で一番恐ろしい食べ物感想 図書館立読み ◆読書時間20秒! …………………てか、想像以上に恐ろしくてそれ以上時間かけられなかったのだ…… ◆虫を食うなんざ見てる分には全くOKなんだが(私は食べないけど)、本当に恐ろしいのは獣肉たちのページである。一画像あたり0.5秒以上見てたら本当に獣肉いっさい食べられなくなるぞ、それはまずい、人間は肉食動物だから獣肉食わないとビタミンB12欠乏症になって神経やられて一気に老化して耳や眼がダメになるぞ(昨年そういう症状になって病院で聞いてきた話)!!! というわけで全20秒で読了。敗北感たっぷり。 読了日:3月30日 著者:ニールセッチフィールド
UP 2014年2月号UP 2014年2月号感想 図書館 ◆佐藤康宏「日本美術史不案内58 大河ドラマ考」で膝をパン! 黒田カンベー見た人に「長谷川等伯親子の襖絵どうだった?」と尋ねたらそんなのなかったと。あの襖絵イッパツで桃山の死生観は見事にビジュアライズされると思うのだが、もしかすると今の服喪感覚と全く違うから抗議の手紙を避けてナイナイしちゃったのかな~なんて思う。ビジュアルで表現できないものをぜんぶせりふで説明したら、横山光●御大の紙芝居みたいな三国志になっちゃうよ(笑) ◆清盛もむちゃくちゃよかったが、あれがウケないのはリアルすぎたからだろか。 読了日:3月31日 著者:東京大学出版会
大人のための読書の全技術大人のための読書の全技術感想 図書館 ◆久々に1時間ちょっとで読み終わる本を読んでしまった。いいことたくさん書いてあるけどほとんど読点ごと改行だぁ(笑) ◆読書する理由:先人の上に自分の考えをさらに積み上げていくこと。豊かに語るためには読書による語彙力が必要。そして読書はアウトプットを前提に行なうこと、それは自ずから内容の理解につながりさらに世界を自分の力で再構築することに結びつく ◆てなことを説明できればOKでしょうか(笑) 世の中こんな本ばっかしだったらみんな一日に何冊でも読めるワイ。しかも本書でいう「本」っていったいどんな本?  読了日:4月2日 著者:齋藤孝
Languages of ArtLanguages of Art感想 読んだといっても一部のみちょー精読 ◆その経緯はね、お友達の手助けと自分の修行を兼ねて「リアリズム」の項を翻訳してみたのだ! しかし! ひどい……「なーに言ってんだこりゃ?」の連続、つまり意味わかんないから直訳オンパレイド! 依頼人には平にお詫びしたいorz ◆だがリアリズムちうのは必ず作者&観者の文化の文脈でのみ定義される相対的なもの、絶対的定義はコレだ! などと断言するのは考えの足りぬ人のやることさ、ちうことだけはよくわかった。リアリズムに限らず文化はポストコロニアリズムの観点から解析するのが今風ね♪ 読了日:4月3日 著者:NelsonGoodman
知られざる傑作―他五篇 (岩波文庫)知られざる傑作―他五篇 (岩波文庫)感想 図書館 ◆表題作は課題図書なんで申請すれば教材として配布されるのだが、ちょっとリハーサルで借りて斜めに読んでみた。恥ずかしながらバルザック初読みだったが、小説としてふつうにとっても面白い。「翻訳が古い」とシラバスに脅かされていて、たしかにティツィアーノがチチアノなのには驚くけれど、地の文が古さを感じさせないので頭の中でちょっと変換作業を加えながら読めばなんてことない。精読するのが楽しみ。 読了日:4月6日 著者:バルザック
聖堂騎士団 (1976年) (中公新書)聖堂騎士団 (1976年) (中公新書)感想 図書館 ◆聖堂騎士団つまりテンプル騎士団についてあまりにもちゃんと知らなかったので今年はちょっぴり勉強してみようと(あくまでも入門書レベルでよいと思っております) ◆しかしなにかと多忙な年度末から年度初め、通読できずにいったん返却を決意。まあ第一章の「時代背景」と第二章「騎士団成立の背景」あたりをノートを取りながら精読することができたのでよしとしよう。いちばん知りたかったのはそこだったので ◆ここで「軍事修道会」という言葉、概念を初めて知る。ご利益大ナリ。 読了日:4月6日 著者:篠田雄次郎
山口晃作品集山口晃作品集感想 図書館 ◆隣区の図書館の利用登録ができると知り、いつも行くショッピングセンターに車を停めてGO! そこで発見、山口氏の画集 ◆山口氏は『UP』連載の「すずしろ日記」しかまともに見たことがないという体たらくであったが、本業の作品群を見て完全に惚れる。そうか、どこかで見たことあったなこのフューチャー絵巻! 細かく見れば見るほどワクワクがぎっしり! ◆伝頼朝像のショボさにがっかりして製作したその写し、心なしか立体感が付加され、伝頼朝のマナコは澄み、氏がこの絵に何を見たかったのか、私なりに受け取れたようにも思う 読了日:4月8日 著者:山口晃
テンプル騎士団の謎 (「知の再発見」双書)テンプル騎士団の謎 (「知の再発見」双書)感想 図書館 ◆篠田雄次郎『聖堂騎士団』に続いて。一気呵成に頭に叩き込んでしまおうと。断片的知識だけしかなかったテンプル騎士団の誕生、役割、性質、社会的立場、そして崩壊から今日まで続く神話について、知識の交通整理は一通りできたと思う。ハッピーなり。 読了日:4月9日 著者:レジーヌペルヌー
美術手帖 2015年 04月号美術手帖 2015年 04月号感想 図書館 ◆山口晃がいまアツいじゃないですか! 氏のマンガから入って絵画作品にやっと手が届いたところなんだが、そっちもよく見りゃマンガなんでちょっと驚きつつさらに興味津々。異文化・異次元・異時との接点がぎゅうぎゅうに詰まった問答無用の金屏風!! 好き♪♪ 読了日:4月10日 著者:
すゞしろ日記 弐すゞしろ日記 弐感想 図書館 ◆『UP』連載でしか見たことなかったので、本書の版型の大きさにすこしビビる(とはいえ、A5がA4になったくらいの違いなんだが 笑)。手書きのパワーを強く感じるのはこれがマンガだからかもしれない。昔は妹尾河童氏にハマったもんだと今思い出す 読了日:4月10日 著者:山口晃
サン・ピエトロ―アウレリオ・アメンドラ写真集サン・ピエトロ―アウレリオ・アメンドラ写真集感想 図書館 ◆新規開拓車で20分の図書館にて。調べ物の合間にうっとり。こんなにも「何度見ても見飽きない」写真集は私にとって珍しい。これからも何度も書棚から引っ張り出して眺めちゃうことでしょう♪ ◆この写真集の面白さは、実際にその場に訪れた人の視線で見られる通りのアングルで撮影というところ。あの壮大で華麗な大建造物に飲まれることなく、光を最大限に利用し、石に刻まれた人体のふっくらした体温を、正確な直線と曲線で構成されるニッチを、そして複雑に重なるバロック装飾の真骨頂を伝えきる写真家のハートと眼はすごいとしか…… 読了日:4月11日 著者:アウレリオ・アメンドラ,ブルーノ・コンタルディ
埋もれた日本 ——キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況——埋もれた日本 ——キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況——感想 Kindle無料本 ◆読んだのは4月、これ書いてるのは5月。すっかり内容も忘れ去り、なんだったかな~と苦慮。ただ、和辻だってんで期待していたが、やっぱり和辻は和辻で波長合わないな~とちょっとギクシャクしながら読んだことのみ思い出す ◆もっとも4月頭はあれこれ忙しく、おまけに親戚が続けて亡くなったりで新幹線であっち行ったり飛行機でこっち行ったり、おかげさまで「何を読んでも一行を2~3回読まないと意味がわからない」というおつむがヤバい症状に見舞われてた時期だった。少し落ち着いた今、もういっぺん読んでみようね。 読了日:4月11日 著者:和辻哲郎
殉教(マルチル)の刻印殉教(マルチル)の刻印感想 図書館 ◆長崎にある銅版画《セビリアの聖母》の復刻に挑んだ銅版画家の自著ドキュメンタリー。製作にあたり図像の背景などを調べるうち、胸が躍るような事実が次々に判明していくさまは、事件ものノンフィクション並みのワクワク感。最後にたどり着いた同作品の素性は、ヨーロッパから日本、そして中国をも巻き込み、建築二次元三次元を経歴に孕むすごいものだった! ◆その道筋の歩き方は私にとって非常に勉強になるものである。貸出延長延長また延長で、要約作成中 ◆あ~あ私もこんくらいのワクワクな研究がしたいなあ~~~~マジしたい!! 読了日:4月11日 著者:渡辺千尋
西洋美術史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)西洋美術史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)感想 図書館 ◆芸術家別紹介ページすっとばし、課題の参考文献である三浦篤「西洋美術史学の方法と歴史」を。プリニウス―ヴァザーリに始まる列伝型からジェンダー論まで美術史学の流れを紹介 ◆ポイントとなる研究者を挙げつつ短くまとめられたこれを読むと、やっぱ「対象とする作品が方法論を選ぶ」の方針で間違いないように思えてきた。ならば私の場合どうすべきかというと、もしかすると受容が最大の論点になるかもしれず、するとイメージ人類学の仲間入りしてしまうことに……難関だ。やっぱ最初に習う先生の影響は極大なのだな……としみじみ 読了日:4月12日 著者:
西洋美術研究 (No.14(2008))西洋美術研究 (No.14(2008))感想 特集テーマ「美術における移動・越境」。岡田裕成先生の「越境する美術」関連論文はじめ、ギリシア、ルネサンス、戦後のアメリカなどを舞台に「移動、越境」をキーワードとした興味深い論文がぎっしりの私にとってはちょーお得号 ◆カウフマンのToward a Geaography of Artの書評見て「うぐ、これは読まねばダメだ」と目が覚める。Amazonに注文したのは4月だったが、プライムのは「入荷未定」のまんまいつまでも来ない。見切りつけて新たに「在庫あり」をポチ。後期のゼミ発表でやりたいが、さ~て読破なるか?! 読了日:4月16日 著者:『西洋美術研究』編集委員会
世界SF全集〈第2巻〉ウエルズ (1970年)世界SF全集〈第2巻〉ウエルズ (1970年)感想 図書館 ◆講義の中で『タイムマシン』がちょっと取り上げられるとのことで初読み。娯楽で読むにはカビくさい話なのかと敬遠していたが、まずは美しい情景描写に引き込まれる ◆遠出をすればもしやそこにユートピア、と考えるのが人間の性なれどそこは想定外のディストピアorz、という筋立てかいな? でそのディストピアっぷりの原因を三次元モデルっぽくすりゃ講義の宿題レポートのとっかかりになるかも……とここでふと、昔の大学のダメダメ卒論、本当はあれも着眼点はよかったんじゃ……と思えてきた。ついにリヴァイスに挑戦か?! 読了日:4月27日 著者:
バーネット・ニューマン:十字架の道行き ー レマ・サバクタニバーネット・ニューマン:十字架の道行き ー レマ・サバクタニ感想 ゼミの先輩から拝借。先輩は抽象画専攻なので、わざわざMIHO MUSEUMまで足を運んだとのこと。バーネット・ニューマンの《十字架の道行き》は八角形の部屋にぐるりと展示してあったとのこと。そして解説にもあるように、14枚の作品は14 stationsと一対一対応ではなく、14枚の集合で十字架上のキリストの言葉「レマ・サバクタニ」にたどり着く世界を表現したとのこと ◆つくづく、抽象画にはテキストが欠かせないと思う。抽象画嫌いの私だが、「これは14 stationsなんだ」と思うだけで泣けてくるのだから。 読了日:4月27日 著者:MIHOMUSEUM編
ラテンアメリカ 越境する美術 (単行本)ラテンアメリカ 越境する美術 (単行本)感想 5月のゼミ発表にチョイス。テーマは「越境する美術とは何か」 ◆「専門的な内容を一般向けに」がコンセプトゆえ論証が少し省略されている。岡田先生の2008年論文に同じ事例が取り上げられているので、それと併せて「ジャガー戦士のいる教会堂壁画」「絵文書before-after」「メキシコのグアダルーペの聖母」について20分のプレゼン決行 ◆カラー写真いっぱい。スペインの侵略(あえて侵略)から現代までをカバー。もろ私の研究領域のラテアメ版ですね ◆発表の日。担当教授に本書の編集者の方を紹介してもらう。なぜか緊張! 読了日:4月29日 著者:岡田裕成
世界の教会世界の教会感想 再読の再読ぐらいかな? ときおり読み返す。見るのではなく、読む。私の「図像を読む眼」の力は、その度にきちんと進歩しているか? 前回見えなかったものを今回一つでも捉えることができたか? こうした問いを常に自分に投げかける。これは修行だ! ◆それにしても。ギリシアのメテオラの修道院って、中身の祭壇や壁画、修道院手作りお土産ショップや近くのお土産屋ははっきり覚えてるのに、いったいあそこにどうやって登ったのか全く記憶ナシ。エレベーターだったと思うんだけどな~でないと、ババ母が一緒に行けたはずないんだよ……ねえ? 読了日:5月1日 著者:ピーピーエス通信社
小山三ひとり語り小山三ひとり語り感想 図書館 ◆4月に小山三さんが亡くなっていたのを知らず、慌てて図書館のサイトを見たら、数人が予約を入れていた。歌舞伎など一度も生で見たことのない私だが、小山三さんのような人生があそこにはたくさんたくさん詰まっていることを知った ◆人生を渡っていくのには、迷いより信念のほうがやっぱり大事なんだろう 読了日:5月7日 著者:中村小山三
ダ・ヴィンチ 2015年 6月号ダ・ヴィンチ 2015年 6月号感想 図書館 ◆本当はむっちゃくちゃ忙しいのだが、なんだかもう疲れちゃって、本を借りにいったついでに図書館ロビーのソファーに座ってじーっくり読んじゃった。『悪童』は抽選に当たったので(2階席だけど)、8月7日には名古屋に見に行くぜぃ♪♪ ◆あっそうだ、いつかNACSで論文書いちゃったりできるかも。だってわたし、芸術論だから演劇ありありだもんね(笑) そっか、万が一それを望むならたぶん切口は「空間」と「視点」になるだろうから、そんなつもりで名古屋に向かうっすってまだまだ先だけど (^o^)凸 読了日:5月11日 著者:
日本のお葬式はどう変わったか―お葬式の今までとこれから日本のお葬式はどう変わったか―お葬式の今までとこれから感想 図書館 ◆レポートのテーマに「火葬場」を設定したので急遽歴史をダダダ読み。本当なら紹介されてる研究書に当たりたいがそんなヒマがないので本書に頼るぞ ◆でもこればっかじゃアレなんで、一応『日本大百科全書5 かく-かる』小学館、1994 にて火葬場の項も押さえておく ◆で、わかったことだが、日本の伝統とうるさいババが信じてるようなものなんて、ほとんど全てが江戸時代も半ばすぎとか明治大正の話なのだが、火葬もまたしかりってこと。ふつーの人もちゃんと勉強しないと「偽日本の伝統」が後世に伝わってしまうのよね。 読了日:5月11日 著者:中田ひとみ
『ブッダ 最期のことば』 2015年4月 (100分 de 名著)『ブッダ 最期のことば』 2015年4月 (100分 de 名著)感想 ブッダ、涅槃経、音尾琢真氏出演……と、私にとっておいしい要素満載の企画のはずが、「涅槃経は組織論である」という論旨にゲンナリ……組織に背を向けて生きることを決めた私には全く縁がないというか、むしろ最も嫌いな話に終始。ご縁がなかったと言うしかないが、がっかりだぁ ◆たった112ページ、しかも大き目の活字の本書を読むのも苦痛で苦痛で仕方なく、半分まで読んでたが本日ここに「もうやめた」宣言 ◆放送を全部録画してオンエアと録画合わせて各3回ずつ見たからもうそれで十分っすよね、はい。 読了日:5月19日 著者:
駈込み訴え駈込み訴え 読了日:5月24日 著者:太宰治
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)感想 図書館 ◆114日待ち読むの一日! とそんくらい面白かったわけ。いい感じにまとまってんな~『ビブリア』は! ◆今回のお題は「太宰」。あたしゃこのヒト、大嫌いでね~ケホケホ、どこが嫌いって、「、」が多すぎて、まともに読み進めないわけ。どうかしてるんじゃないかってくらい「、」だらけでね、いっぺん、気になるともう、ダメだったわけ。ところが本書で紹介された『■■■』を読んで、認識変容。主人公のキャラと「、」だらけの、ウザ文が、ぴったりマッチし、つい感情移入すら。主人公の最後の一言が立ち上がる(「、」増やしてみた) 読了日:5月24日 著者:三上延
イノセント・デイズイノセント・デイズ感想 図書館 ◆なんだろうねえこの人は…… 「整形シンデレラ」の設定に全く意味なし。主人公が心に傷を負ったのは理解できるが、だからってこうなっちゃうところに全く共感できず。またアオリ文句には「衝撃指数極大値」とあるが、衝撃度ゼロ ◆それでも多くの読者の気持ちを引き付けているのは文章のうまさかと。ずばり言っちゃうと、大して面白い話でもないが、文章がうまいので中だるみもなく最後まですいすい読めてしまうというところか ◆文章の達者な著者には、ぜひ面白いストーリーをひねり出してもらってもっと読み応えある作品を期待したい 読了日:6月8日 著者:早見和真
THE NEW GHOSTTHE NEW GHOST感想 外国から本を買ったらオマケでついてきた大人のための絵本ともいうべきちょっと不思議な物語。クールでなんとなく寂しげな幽霊がたどり着く? 発見する? 気がつく? 知る? ようなラストにちょっと衝撃受ける。ポエムのような文体。一度読んだだけではこの物語の深みはわからない、ときどき取り出して読んでみようか ◆ちなみに、ちゃんとISBNがあってAmazonで販売されています。 読了日:6月12日 著者:RobertHunter
UP 2015年4月号 510UP 2015年4月号 510感想 図書館 ◆今号のご利益「アンケート 東大教師が新入生にすすめる本」。諸氏列挙の内にすでに登録した本を見れば「うん、私の勉強法もあながち」と嬉しくなり、どうなのかと関心を持っていた本については「読みたい登録」を後押ししてくれ、未知の本については専門家が専門の視点から推すワケをきちんと説明してくれて納得。大吉 ◆中島隆博「書評 石生―文学空間を生みだす石」は中国大人気古典文学の中の「石」についてのジン・ワン『石の物語』の紹介。大好きな『西遊記』が取り上げられているので読んでみよかと。研究には中国も必要なのだ! 読了日:6月15日 著者:東京大学出版会
注文の多い美術館 美術探偵・神永美有注文の多い美術館 美術探偵・神永美有感想 図書館 ◆楽しい美術史ミステリー、シリーズ第三弾……だったのだが、タイトルから「天才」が外れるとともにがっつり神永押しになり、非常にラノベっぽくなったのはなぜだ売るためか? 改悪……内容も少々薄っぺらくなったように見えるのは錯覚? タイトルに天才を、主人公を佐々木に戻してくれぃっ ◆今回のネタ:下賜品の刀剣、銀印、シーザーのモザイク、ペリーの蒸気機関車、遣欧使節団、七五三。相変わらずの見事な転回芸。モザイクと遣欧使節団について途中で「ダメな理由」が読めたのは私の成長の証とみていいね(笑) 読了日:6月17日 著者:門井慶喜
かぜまち美術館の謎便りかぜまち美術館の謎便り感想 図書館 ◆正確には「27ページで挫折」本。ネタが面白そうだったので手をつけてみたが、なんせワタクシ、幼い子供が大嫌いでしてね。読めませんよ、こんなもの。誤って二度と手を出すことのないようここに記すわけです。 読了日:6月17日 著者:森晶麿
芸術の記号論芸術の記号論感想 前半の加藤茂「記号と芸術」、谷川渥「絵画の解釈と記号論」のみ精読。記号論超初心者が二日間かじりついただけだがノート作ったので精読認定。後半「詩」「映画」は読まない可能性大にて読了認定 ◆いずれ読むかもと購入してから積読2年。ゼミで課せられた購読当番、1時間以上のプレゼンせねばなのになにがなんだかさっぱりわからず困り果て。先週のある日、「ハッこれはもしや記号論!?」と、積読から引っ張り出したらビンゴ。バルトが記号学者で今の私に必要なのは記号論でなく記号学であり、芸術作品はコード<メッセージってことだけは。 読了日:6月17日 著者:加藤茂,谷川渥,持田公子,中川邦彦
エッフェル塔 (ちくま学芸文庫)エッフェル塔 (ちくま学芸文庫)感想 院ゼミ1年坊主課題でバルトに触れるため、とうとうこの日がやって来たという決意の下、引用のあった『エッフェル塔』を神保町で購入。いきなりバルト記号論に切り込む勇気がなかったからだ ◆まずはバルト「エッフェル塔」にてめくるめく視線の遊泳を楽しむ。そう、バルトの「エッフェル塔」はなんといっても面白い! 敬遠してきて損したわ~ ◆本書中最大ボリュームは訳者の一人たる諸田和治のバルト論。記号論初心者バルト初心者である私にとって難解ながらもたいそう読みやすく、これから記号論(記号学)をもっと学びたいとその気に。 読了日:6月18日 著者:ロランバルト,伊藤俊治
『明るい部屋』の秘密―ロラン・バルトと写真の彼方へ (写真叢書)『明るい部屋』の秘密―ロラン・バルトと写真の彼方へ (写真叢書)感想 図書館 ◆バルト『明るい部屋』を読み解くためのさまざまな論考を集めた一冊 ◆多木浩二『眼の隠喩』第4章の購読当番に向け、すがりつきたい藁として借りてみるも、バルト初期の写真論と『明るい部屋』はきちんと切り分けて考察せねばならないことにすぐ気づき、「まいりました」で流し読みのみ。もちろんバルト本編もこちらも流し読みでなんとかなるもんではない。もう少しバルトを理解できるようになったらぜひ再挑戦しよう! 読めるようになる日が楽しみだ♪♪(読めるようになると信じている私は意外にも楽天家だったか?) 読了日:6月22日 著者:
営繕かるかや怪異譚営繕かるかや怪異譚感想 図書館 ◆なんだこれー! ちょ~おっかね~よ~! なんで皆さん、冷静に感想書いてるの?! ◆「恐ろしい」とはどこかが異なる「怖い」という感情を深いところから揺さぶる設定、語り口。ビジュアルイメージがわさわさと立ち上がる筆致。さすがです。昨今流行のふわふわ小説wwもいいけれど、変人キャラも夫婦漫才も無用のトリビアも登場しない、そうかこれが小説なのだと思い出させてくれた名作。怖くて怖くて仕方ないのにページをめくる手が止まらない ◆現在も連載中とのことなので、それがまとまったらまた読もうどえらく怖いけど!! 読了日:6月26日 著者:小野不由美
UP 2014年5月号 499UP 2014年5月号 499感想 図書館 ◆木下直之の動物園シリーズは「上野のおサル電車」/最上敏樹「マルメロの陽光、時際法、ユース・コアークトゥム」はアントニオ・ロペスの有名なドキュメンタリーから始まり国際法、それも大航海時代のトルデリシャス条約等にも触れる/前川修「ポストメディウム時代の心霊映像」は、近年腹立たしいほどインサート芸に走ってる心霊ビデオについてアカデミックに考察する方法を教えてくれた/盛山和夫は読もうと思ってた『カルト問題と公共性』の書評 ◆近所の図書館がUPの定期購入やめちゃってがっかりしていたが、隣区で発見。ホッ。 読了日:7月3日 著者:東京大学出版会
イメージ―視覚とメディア (ちくま学芸文庫)イメージ―視覚とメディア (ちくま学芸文庫)感想 3年あっためて一日で読了。院ゼミ課題の『眼の隠喩』精読で脳に筋力がついたと実感! ◆前半はバージャー表題作、後半は訳者の解題。前半で脳と眼の筋肉をストレッチしてから後半に入ってみれば、なるほど出版時に多木氏が絶賛したというのがよくわかる。多木氏『眼の隠喩』は本書に呼応したものとすら思えてくる。特にパノプティコン、オースマンのパリ、遠近法、パノラマ等に関する記述は我が担当パート『眼の隠喩』第4章と完全に地続き。むしろ『眼の隠喩』の手強い筆致にくたびれたときのための柔軟剤としてご利益大かと ◆再読必至ナリ。 読了日:7月5日 著者:ジョンバージャー
美術史 (〈1冊でわかる〉シリーズ)美術史 (〈1冊でわかる〉シリーズ)感想 ニューアートヒストリーとヴィジュアルカルチャースタディーズについてレポート書かねばならぬ課題の副読本として読む ◆「一冊でわかる入門書シリーズ」とうたっているがけっしてヤワな内容ではなく。こんくらい全部理解してやっと入門かい……と肩を落とす ◆自分の研究テーマは16世紀を扱うが、ポストコロニアル目線なくしてなにをや語らんなネタ。単に「好きだから」「興味あるから」で選んだテーマだが、その選択自体が今風だったんだと思い知る ◆しかしいずれも提唱されてからすでに数十年を経て、ならば最新の状況はいかに? 読了日:7月11日 著者:ダナアーノルド
風景画論 (ちくま学芸文庫)風景画論 (ちくま学芸文庫)感想 図書館 ◆これは「風景画」を論じたものでなく「絵画の中に表わされた風景」が本当の内容。原題はLandscape into Artなので日本語にしにくいが、タイトル邦訳は誤解を招く。結果読まずに終わってしまう人も多かろう、もったいない話 ◆このところの例によって多木浩二『眼の隠喩』第4章解読の過程で、引用があったので読んでみた。ほぼ、いわゆる様式の流れとともに、描かれる「風景」の意味が変遷していく様を解く。もちろん風景=背景などと考えたことはないが、系統的に風景のことを考えたこともなかった自分、大いに反省だ 読了日:7月14日 著者:ケネスクラーク
美術手帖 2015年 04月号美術手帖 2015年 04月号感想 図書館二度目 ◆二度目なのでパラパラ読みだったが、この人にしてあの作品アリの観、さらに強める 読了日:7月18日 著者:
ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論感想 ホンネでは「どうでもいいや」と思っていることを真剣に考えなければならない苦痛。自分の「体験」と合わない感覚。課題の参考図書でなければ読み通すどころか手に取ることもなかったであろう本書。「現代」を論じることはほぼ「アンチ」アカデミズムとの戦いを意味し、アカデミズムの力強さを知るとともにその独善と無力さを露呈してしまうものでもある。そういう方向に関心すら持ちたくないが、知っておかねばならないことではある ◆つまり「書いてあることはなんかズレてるし、もともと興味ないし、読み通すのにエラく苦労しましたわホンマ」 読了日:7月20日 著者:ジョン・A.ウォーカー,サラチャップリン
西洋美術史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)西洋美術史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)感想 図書館 ◆後半「西洋美術史学の方法と歴史」再読、精読。一回目通読時はまだ「美術史の歴史」についてあまり自覚的でない状態だったが、『美術史の歴史』『ヴィジュアル・カルチャー入門』『イメージ』『眼の隠喩』等の読書体験を経ての再読ではその問題系の抽出に留意しつつ ◆これでレポート執筆のための参考文献全て一応目を通したことになる。まさしく目を通しただけで到底血肉になっちゃいないが、そろそろ見切って執筆にかからねば。なんせあと1ヵ月でレポート3本、直後に9月はじめ締め切りで12000字の研究報告書書かねばならぬ。 読了日:7月20日 著者:
醜の歴史醜の歴史感想 大学図書館 ◆持ち時間2時間で『美の歴史』と迷ってこちら ◆日常生活では人さまの美醜を語るのははしたないし非人道的なのだが、かといって美醜について考えないのはいかんのだと改めて。本書採用の膨大な「醜」は外見的なものも内面的なものも、あるいは自然主義の結果の醜も表象としての意図的な醜も ◆『美の歴史』とセットで並べて「くつろぎのティータイムの愛読書はコレです」といえたらかっこいい……が、うちのお茶の間のちゃぶ台には合わんね ◆『ピンクフラミンゴ』のディヴァインも登場! エーコ先生、あまりにもさすがだ!! 読了日:7月22日 著者:ウンベルトエーコ
南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎感想 神戸市立博物館にて購入 ◆研究の過程で出会ったキリシタン美術と初期洋風画にすっかりほれ込み。同名展覧会のカタログで、南蛮美術の名品目白押しのハイクオリティなラインナップ。さらにコンセプトがはっきりしていて最高に価値があるのは収録された論文の数々。泰西王侯屏風のサントリー本と神戸市博物館本に科学で切り込み、元は一組であったと推察される両者の制作上の相違を露にすることで、残された課題をはっきり提示 ◆南蛮屏風や初期洋風画は日本美術組合に近くてイヤなんだが、これをアジア研究の視座から何とかできぬものかとつい色気 読了日:7月27日 著者:サントリー美術館・神戸市立博物館・日本経済新聞社編
知られざる傑作―他五篇 (岩波文庫)知られざる傑作―他五篇 (岩波文庫)感想 購入 ◆課題執筆のために購入。課題は表題作『知られざる傑作』中の芸術論について。なにせバルザック初読みのトーシロ、なにをどうしてよいのかわからず悩む。いろいろ論文集めて読んでみたところ、今回の課題に関する巷の議論の概要はわかったが、肝心の課題の出題がどうも諸論文の見解と異なる。さてそろそろ執筆だがどうしたものか? ◆本書収録の他の短編も全て読んでみる。表題作はじめどれもびっくりするくらい面白いじゃないかバルザックの短編!!! 特に「砂漠の情熱」と「ざくろ屋敷」は不思議な感覚を呼び起こす。他作品への興味も。 読了日:7月30日 著者:バルザック
億男億男感想 図書館196日待ちで3時間フィニッシュ。中だるみなくページがどんどんめくれていく快感 ◆なんてぇこった、といったんは慌てたものの、いや待ておそらくこれは……とふと気づいたうえで次々に登場する人々の声に深く心を寄せてみれば、ああそうかもしれないきっとそうなのだと思わず首肯首肯。このシチュエーションを自らの身の上のこととして夢想したことのない人はそう多くないと思うが、そのときどうしようかという想像は絵に描いた餅でもありつつ、実はふだんから心構えとして持っていなければならないものでもあったりして。 読了日:8月6日 著者:川村元気
想像力と幻想―西欧十九世紀の文学・芸術 (高階秀爾コレクション)想像力と幻想―西欧十九世紀の文学・芸術 (高階秀爾コレクション)感想 図書館 ◆p.336~453の『知られざる傑作』に関する論考からゾラ、ピュグマリオン、あとがきまで一気呵成。シラバスの謎かけ、少し解けたかも。 読了日:8月6日 著者:高階秀爾
マカオのアズレージョ ポルトガル生まれのタイルと石畳マカオのアズレージョ ポルトガル生まれのタイルと石畳感想 常滑INAXライブミュージアム 同名展にて購入 ◆展示はほとんどパネルでタイル実物はほんの少量だったが、これまでなんとなく眺めるに留まっていたマカオのタイルについての系統的な説明が非常に面白く。展示内容はほぼ全てこのブックレットに収録 ◆おまけとしてきれいなポストカード2枚つき。こういう方面にかけちゃINAXはカネもセンスもフル開放 ◆今後、大阪と東京でも開催の予定だが、名古屋に行くついでがあったので、ずいぶん前から興味があったINAX帝国・常滑に足を運んでみました。世界のタイル博物館、見ごたえあり 読了日:8月9日 著者:企画:INAXライブミュージアム企画委員会、LIXILギャラリー編集:石黒知子
MACAU: a Collection of the most Beautiful Images: MACAU, MACAU, colony, dominion, mandate, province, territory, macao, , Elliott Erwitt, places, pictures, ... Collections Book 109) (English Edition)MACAU: a Collection of the most Beautiful Images: MACAU, MACAU, colony, dominion, mandate, province, territory, macao, , Elliott Erwitt, places, pictures, ... Collections Book 109) (English Edition)感想 kindle ◆他の本を探す過程で「MACAU」の文字に引かれて300円払ってダウンロードしてみたが……サワヤカ写真集ではあるが、なんつうか、わたくしがMACAOで撮ってきた写真のほうがいいじゃん!! てか、おんなじアングルとかあるじゃん(怒) 写真って感性が合わないと(いや、まんま感性合ったとしても)ハラ立つこと多し。 読了日:8月13日 著者:SteveMCurry
南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎感想 近赤外線分析の結果に基づく数本の論文を読んで、(1)二つの屏風は本当に一組であったのか、(2)制作地は日本国内なのか という問いが沸き起こる。(1)について決定的に疑問に思うのは、金箔の純度の違いと、イメージソースが共通していないらしいこと。特に金箔のクオリティの差はすっきりせん (2)については、絵の具は顔料でやまと絵と共通していたとしても、推察されている通り、短時間であれだけの西洋絵画の技法を体得できるものなのか? それこそ日本に持ち込まれたものだったとしたら? うーん……熟考を要す 読了日:8月13日 著者:サントリー美術館・神戸市立博物館・日本経済新聞社編
キリストの顔: イメージ人類学序説 (筑摩選書)キリストの顔: イメージ人類学序説 (筑摩選書)感想 約1年前、刊行後すぐ購入し読み始めるも、諸般の都合で第7章以降を読み通せずにいて本日やっと読了 ◆再読必至なれど、初回の感想ではまさに「感想」を吐露しておきたく ◆水野先生の圧倒的知識量と恐れを知らぬフィールドワークの結実に触れるたび、到底足元にも及ばぬことはわかりすぎるほどにわかっていながら、それでもイメージ人類学をポストコロニアリズムと掛け合わせて体得したい気持ちでいっぱいに! そうなるといやおうなしに学際的なアプローチが前提となり、アマチュアのオババがどこまで食いつけるかわからぬが、死ぬまでトライか 読了日:8月13日 著者:水野千依
港町と海域世界 (シリーズ港町の世界史)港町と海域世界 (シリーズ港町の世界史)感想 図書館 ◆檀上寛「明代『海禁』の実像」pp.145~178、村井章介「この巻が語るもの」pp.1~10のみノート。時間があれば中東欧州東アジアの港湾・海域世界に関する他の収録論文も読みたいが ◆明代海禁政策理解の入門に選んだ本書で「元期や清期のそれとは目的も方法論も異なる」という檀上氏の説にいきなり触れちゃったわけだが、「明代の海禁は『海禁=朝貢システム』と解さないと理解できない」という論が非常に明快かつ説得的。素人なワタクシにもわかりやすく ◆さて次はイエズス会と海禁との関係考察のための資料を探すべし 読了日:8月15日 著者:
ラルース世界宗教大図鑑ラルース世界宗教大図鑑感想 図書館 ◆「儒教」「道教」のザーッと入門編としてにチョイス。見開き2ページぐらいから始めないととてもとても ◆さすがラルース、写真がきれい! ナショジオとはまた別の手堅さに説得力 ◆巻末近く、アニミズムやシンクレティズム、セクト主義、各種カルトに関するページもとられていて御利益大。特にシンクレティズムには、今ぼちぼち読みつつクラクラしてる『フーコーの振り子』に必要な知識あり ◆「ブードゥー教の女性祭司」の後ろになんだかいろいろアレンジされたちょーカラフルな植民地系無原罪の御宿りあり。ゼミで見せびらかす! 読了日:8月15日 著者:
タイルが伝える物語 図像の謎解きタイルが伝える物語 図像の謎解き感想 常滑INAXライブミュージアムにてゲット。過去展のミニ図録。INAXのミニ図録はどれも美しくてコスパ∞ ◆同ミュージアム内に世界のタイル博物館がある。このところの大航海時代のタイルへの関心から非常に興味深く。もちろん中世の砂漠に発展したイスラムのタイルやヴィクトリア朝の家庭を彩った、特にキッチン周りのタイルなどにも感銘 ◆かつてコーチンのシナゴーグで床に敷かれているブルータイル――海のシルクロードがもたらしたものを見たあの日の感動は忘れられない。そうした気持ちの積み重ねが今日の私を作っているのだと再認識。 読了日:8月20日 著者:企画:INAXライブミュージアム企画委員会、LIXILギャラリー編集:石黒知子・井上有紀
もうひとつのルネサンス (平凡社ライブラリー)もうひとつのルネサンス (平凡社ライブラリー)感想 3年かけてやっと読了めでたし! 忘れちゃってけっきょく最初から読み直しぃ~ ◆第4章「法悦のコレオグラフィー」で論じられる「政治システム、宗教、身振り」は、『眼の隠喩』第7~8章の講読にも関連する考察で大いに参考に。これを此度の大収穫とし、後半の「貧乏人さんたち」「アンチ美術館」「ファシズム論」などは寝オチしながらの流し読みを自分に許す……なんでも全力全開バリバリでやれやしねーっちゅうのよ ◆しかし「ディレッタント論」にはグググとのめりこみ。んもぉこれですよこれ、目指すは平成のディレッタントかぁ~♪♪ 読了日:8月23日 著者:岡田温司
写真のボーダーランド: X線・心霊写真・念写 (写真叢書)写真のボーダーランド: X線・心霊写真・念写 (写真叢書)感想 図書館 ◆著者が博論等を元にまとめた一冊。流体写真、心霊写真、妖精写真にダウジングとおいしいオカルトねた満載なれど、その真偽をビリーバーのように感情的に訴えるとかスケプティックスのように否定に徹するとかいった立ち位置とは無縁。写真という「新発明のメディア」が人々の心にどんなさざ波(もしかすると大波)を生じさせたのか、なぜそうした現象の真偽や効能が真剣に議論されることとなったのか、当時の報道などをつぶさに分析し論じる。日常的に接する題材ゆえ、「自分の興味」をどうすれば論文に持っていけるのか各行からぐいぐい。 読了日:8月31日 著者:浜野志保
夜また夜の深い夜夜また夜の深い夜感想 図書館 約200日待ち◆旅先での突然の一泊二日入院で一気に読了。面白かった! ◆これだけの環境にあって自分を見失わない主人公とその仲間たちに感服。一方で、日本の複雑な事情を引きずる登場人物は彼女たちと比べてウジウジに見えてしまうのが気になった。たくましくしたたかである種かっこいい彼女たちの生き方は、マージナルであることを選択しあるいはそういう生き方しか知らない日々にあったからこそできるのであって、一定の文化・社会とのつながりの中で暮らしてきた人間には到底真似できるものでなくあるいは真似る必要もなく。 読了日:9月7日 著者:桐野夏生
活版印刷人ドラードの生涯―リスボン→長崎 天正遣欧使節の活版印刷活版印刷人ドラードの生涯―リスボン→長崎 天正遣欧使節の活版印刷感想 購入後しばらく温存していたがついにその日が到来 ◆「印刷」の立場から天正遣欧使節団を描いた、ともいえる小説。綿密な調査の跡がうかがわれ、得るところ大。ドラード描くところの信長と秀吉の描写が面白い ◆生来日本名すら持たないドラードと、概ねボンボン育ちの天正遣欧使節団の4人との対比に考えさせられる。いろんなものを背負っているボンボン育ちにしかできないこともあり、一方で気負いのないドラードのような迷いのない生き方もあり ◆ドラード&ニコラオ制作のキリシタン本、イギリスにあるとのこと。手にとって見たい 読了日:9月15日 著者:青山敦夫
東京防災 -東京都防災ハンドブック- 東京防災 -東京都防災ハンドブック- 感想 無料配布 ◆ 2015年9月、東京都が東京全戸に配布。配布対象外の地域でも、ホームページにて閲覧可能だそうです。「どうすりゃいいの?!」への対処法満載、イラスト満載、外国人向けページも少々。かわぐちかいじのマンガ15ページつき ◆参考URL http://www.bousai.metro.tokyo.jp/bousai/1000019/1001699/1002144.html 読了日:9月15日 著者:東京都
眼の隠喩―視線の現象学 (ちくま学芸文庫)眼の隠喩―視線の現象学 (ちくま学芸文庫)感想 ゼミの課題本、ゆるゆるやっと通読。最終章「スカイスクレーパー」なんざ非常に難解で何言ってんだかさっぱり。お当番さんの解説に期待 ◆著者は、森山大道や先日亡くなった中平卓馬らとともにPROVOKEの同人であっただけあり、事象を「視線」「まなざし」で斬るその視点の解読は一筋縄ではムリ。次から次にひらひらと展開・転換する論調は、リズミカルな文章に乗って私たちを自由自在に翻弄する。ある程度下地となる教養がないと何がなんだかさっぱりだが、何十回でも食らいつくうちに己の「眼」が鍛えられていくというすごい経験を得た 読了日:9月15日 著者:多木浩二
ガリバー旅行記ガリバー旅行記感想 kindle無料本 ◆芸術地理学に関する書物にて、「日本の踏み絵(絵踏み)」の項がガリバー旅行記から書き起こされていた。そこでハタと、「生まれてからいっぺんも読んだことがない」ことに気づき、とりいそぎkindle ◆本書はいわゆる抄訳であるが、全ての国々の冒険がきちんと網羅され、十分満足できるもの。さらに翻訳をなさった方は詩人であるとのことで、文章がとても美しく。私同様、うっかり読み忘れてきた方々にはぜひオススメいたしたく。 読了日:9月25日 著者:ジョナサンスウィフト
マカオの歩み (IMAGES OF ASIA)マカオの歩み (IMAGES OF ASIA)感想 マカオ関連の図像って、観光ガイドととんぼの本、コロナブックスぐらいしかなくって実に困る昨今。というか、観光とプチ歴史以外のテーマの参考資料自体があんまりみつからん ◆そんななか、本書はマカオの建築研究分野で尊敬する西山マルセーロ先生が翻訳チームに参加した貴重な一般書。薄手なのでややざっくり感はあるものの、他の書では触れていない部分にも目配せあり。頭を真っ白にしたり真っ黒にしたりしながら繰り返し読めば何かが見えてきそうな感触 ◆研究者の著作だけあって、図像のチョイスがすばらしい。図版はほとんどカラー。 読了日:10月1日 著者:セザールギーエン・ヌーニェス
芸術新潮 2015年 08 月号 [雑誌]芸術新潮 2015年 08 月号 [雑誌]感想 図書館 ◆特集:グリューネヴァルト。『イーゼンハイム祭壇画』の大分解・詳細解説ほか。イタイイタイ描写のココロ、炎の冠をいただく怪しく恐ろしいマリアの正体などなど、一度は読んでおきたいネタ満載。しかもこれくらいの分量で読めるってのがご利益、大なり ◆聖アントニウスを見るたびに、おじいちゃんなのにガンガンやられて盛大にボコられて大変……って思うの。「これ以上、おじいちゃんをいじめないでっ!」 読了日:10月12日 著者:
その女アレックス (文春文庫)その女アレックス (文春文庫)感想 図書館208日待ち ◆実は10月半ばに手術をしたんだが、そのタイミングで順番来る。手術当夜がそこそこつらいってのは経験済み、そこを乗り切るための一冊にチョイス。直前にリアル臓物見たばっか、しかも読んでた状況がアレックスちゃんの苦痛にも似た状況ゆえ、「わかる、わかるわ~」とシンパシー ◆その病院の手術室では今、麻酔科医師によって本書が広められ、看護師ちゃんの果てまでみんなが読んでて「早く読め」と(笑) 外科系の人はハマるよねそりゃ ◆二転三転? 展開に次ぐ展開? アレックスのある意味強靭な精神に感服でした。 読了日:10月17日 著者:ピエールルメートル
道教の神々 (講談社学術文庫)道教の神々 (講談社学術文庫)感想 図書館 ◆単行本借りたり文庫本借りたり、何度も読んでますが、これしかないから仕方なく読んでるってとこがあって…… ちょいとそこ行く道教研究者のアナタ、「平成のわかりやすい道教入門」書いてください ◆うまく説明しがたいが、著者はどうしても何かが偏ってて何かが欠落している中国研究者=ウォッチャーな印象。それでも「天后=媽后=媽祖」のざっとした性格付けやら、他の神々に関する最初の一歩的な知識を眺めるにはGood。というか、繰り返すが、他にないから……研究書というよりは、旅日記的。 読了日:10月18日 著者:窪徳忠
電気風呂の怪死事件電気風呂の怪死事件感想 ある意味傑作(笑) 昔の小説は趣あるな~♪♪ ◆家庭用電話機黎明期には電話が、電化時代のはじめには電気が、宇宙時代には宇宙から来る人やら電磁波やら、そしてついに系を形成するにいたった電波が、いつもワタシに語りかけてくる、ワタシの生活を誰かが見ている見張ってる、のツールだったのだという。えてして当代のハイテクはそのような妄想を誘発してしまうらしい。さて、ワタシは電気風呂が腰痛緩和に効くので大好きなんだが、実はハイカラの一つの象徴として殺人を招いてしまうような代物だったのか! 読了日:10月22日 著者:海野十三
パンダ銭湯パンダ銭湯感想 図書館 ◆局所的に噂の『パンダ銭湯』、いや~、面白い! 実に芸が細かい! 何度も読み返してしまいました ◆描き込み要素満載、画面の隅々までついスキャン。そしてなにごともなくパンダ一家は家路につく……読後感はサッパリ清涼♪♪ ◆絵本なんて全くご縁のなかったわたくしですが、すごいのがある世界なんですな~~! 文芸専攻の学友が絵本つくるって言ってたな。次に会ったときにこの話をしよう! ◆ちなみに本書、HTB「ハナタレナックス」で取り上げられて知りましたです。音尾君の笑顔プロジェクトでした♪♪ 読了日:10月27日 著者:tuperatupera
悲嘆の門(上)悲嘆の門(上)感想 図書館266日待ち 上下巻通じての感想 ◆いろいろ思うことはあるが「おもしろい!」「ページターナー!」 ◆宮部氏のこのテの初読み。誰かが書いておられたが、『英雄の書』を読まずとも十分ついていけます ◆主人公の大学生、途中で「なんだこのバカ」と怒りムカムカのおばちゃんであったが、ま、がっつりお灸もすえたったことだし、周囲の優しい大人たちの心情をよぉ~く汲み取って、今後は「世界の真ん中にいるのは自分ではない=世界は君が思うよりはるかに広い」という〈現実〉を胸に刻むがよかろう。見たもの全てを〈真実〉と思うなよ! 読了日:10月31日 著者:宮部みゆき
悲嘆の門(下)悲嘆の門(下)感想 図書館266日待ち ◆感想は上巻にて。 読了日:11月1日 著者:宮部みゆき
古代中国文明―長江文明と黄河文明の起源を求めて (「知の再発見」双書)古代中国文明―長江文明と黄河文明の起源を求めて (「知の再発見」双書)感想 図書館 ◆知の再発見双書は、当たるとすごいが外れるとちょーがっかりのギャンブル本。本書は、図版は大当たり、内容は薄くてものたりず ◆これまで中国の古代文明を泥臭い考古学としか見ていなかったが、先般、専門的な講義を受けて、美しい図像の宝庫であるとまさに再発見。すべからく図像は読み方がわかんないとダメやね ◆さらにさらに先般、図像とテクストのあわいで戦う美術史家はどうあるべきかというシンポジウムにて、諸先生方の懊悩を垣間見る。数百年前のことだって史料なくて証明しにくいのに、いわんや数千年前の古代をや…… 読了日:11月2日 著者:コリンヌドゥベーヌ‐フランクフォール
フーコー・コレクション〈4〉権力・監禁 (ちくま学芸文庫)フーコー・コレクション〈4〉権力・監禁 (ちくま学芸文庫)感想 図書館 ◆「地理学」のとこだけ熟読……といいたいが、なに言ってんだかサッパリわからん(笑) 私がバカなだけじゃなく、インタビュアーもおかしいんとちゃう? と悔し紛れに言いがかりをつけてみる。カウフマンの『芸術地理学に向かって』を読むかぎり、フーコーの言説がかなり重要な感じがしたのでトライしたが、カウフマンの芸術地理学とフーコーの地理学論がいかにつながるのか、オパンポな頭ではどうしてもつかめず。もう少し勉強してからの再挑戦を誓う。悔しい ◆そんなわけで余裕がなく、パノプティコン関連の発言に手が届かず。悔しい 読了日:11月2日 著者:ミシェルフーコー
「図説」中国の神々―道教神と仙人の大図鑑 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica エソテリ)「図説」中国の神々―道教神と仙人の大図鑑 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica エソテリ)感想 編集部編のムックなのでテクストの扱いにはいったんの保留を要するが、図版が端的かつ良質。きれいな図像が選ばれていて見ていて楽しい♪♪ 特に、今回見たかった西王母の図像は元と宋のものでお買い得感高し。さらに唐代の永楽宮の壁画(ただし元代に増築なので要注意)にも現われていることがわかり、西王母のあり方についてひとつ考えどころをいただいた ◆とにかくなじみの薄い道教(実は日本にも大きな影響を与えているが、多くの日本人はそれを意識することはまれ)であり、神格の体系も複雑で難しいが、たくさん見て慣れていくしかない! 読了日:11月2日 著者:
崑崙山への昇仙―古代中国人が描いた死後の世界 (中公新書 635)崑崙山への昇仙―古代中国人が描いた死後の世界 (中公新書 635)感想 図書館 ◆道教以前の神仙思想の古代における死生観、崑崙とは何か、昇仙とは何かを図像の読み解きでアカデミックに論じる。中国美術研究者の論証はいかにも厳格っぽいだなぁ~と感じる昨今だが、このくらいの分量だとじっくり一つ一つ噛みしめるようについていける。こうしたものをたくさん読み、とにかくオカタイお作法にも慣れたいと思う西洋美術史インチキ研究者なのでありました ◆馬王堆や長沙子弾庫など、古代墳墓出土の帛画や画像石の読み解きがこんなに面白いとは! 特に《人物昇仙図》のイケメン龍船に乗って昇天するの図がサイコー♪ 読了日:11月5日 著者:曽布川寛
道教の世界 (「知の再発見」双書)道教の世界 (「知の再発見」双書)感想 図書館 ◆知の再発見双書、これは当たり。複雑でなじみの薄い(と日本人が誤解しがちな)道教について、ガイジンならではのクールな筆致で。その意味で非常に読みやすい。中国研究者さんの日本語はちょっと独特のクセがあるように思えるんだが、そうなると執筆外人・監修はがっちり専門家・翻訳はこのジャンルの非専門家というのが最強タッグに思われて心地よく ◆最大の収穫、長沙子弾庫楚墓出土の人物昇仙図を知ったこと。描かれた世界も人物の姿も美しいが、春秋戦国時代=紀元前の布に描かれた絵がこれほどまできれいに残るとは! ミラクル! 読了日:11月6日 著者:ヴァンサン・ゴーセール,カロリーヌ・ジス
ヘンな論文ヘンな論文 読了日:11月7日 著者:サンキュータツオ
女のタオイスム―中国女性道教史女のタオイスム―中国女性道教史感想 図書館 ◆崑崙レポートに使えるかと開いてみるも、あーこれはちょっと関係なかったな~~~。で、100ページぐらい拾い読みして終了 ◆そうか、こういうところが道教の淫靡なイメージをかもし出しているのだな。なるほどなるほど。ふ、深い。 読了日:11月7日 著者:カトリーヌ・デスプ
Red DragonRed Dragon感想 ページ数、表紙がズバリのがリストに上がらないのでオリジナル登録 ◆3度目ぐらいの通読か? 春からずっと格闘してる多木『眼の隠喩』のあとがきに「トマス・ハリスが『レッド・ドラゴン』で連続殺人犯の顔の中に見た『黄色い眼』はコードの空洞そのものを孕んでいる」とあり、週末が解読当番なんでちょっと考察してみた。「黄色い眼」なんてどこに出てくるのか何のことだったか、ラス読みから10年ぐらい経ってるので全く思い出せず。そこで全頁スキャンを目論む……けっきょく面白くてマジ読み。ヴィデオも見ちゃった ◆そしてまた泣けた…… 読了日:11月7日 著者:ThomasHarris
道教 (1978年) (東洋文庫〈329〉)道教 (1978年) (東洋文庫〈329〉)感想 図書館 ◆著者はエジプトマニアにおなじみのかのガストン・マスペロ局長のご子息で、道教研究者。なんだかんだいって客観的な姿勢で道教をまとめたちょっと古めの文献ってこれしか発見できなかったの ◆特に参考にさせていただいたのは、神仙思想―道教の死生観。専門的な各論の論文等ではなんとなく「当たり前」なのか詳しくなく、本書の記述で初めて細切れの印象がつながった感じ ◆また、西洋人のみる道教は現在でもタオイズムな感じで山ほどあるが、そうしたものとはまた一味違う本書、レポート書き終わった今からでもちゃんと通読したい 読了日:11月9日 著者:アンリ・マスペロ
道教の神々 (講談社学術文庫)道教の神々 (講談社学術文庫)感想 最後の最後にもう一度バーッと拾い読みして通読して…… ◆何度も強調するが、本書に道教のシステムやメカニズムの解説を期待してはいけない。あくまでも現在の、現在といっても一昔二昔前の、しかも大陸はデータ不足で台湾や東南アジアが結果的に主体となっているものであり、しかも統一性にやや欠ける、専門家の「見て歩き」であることを忘れてはならない。本書だけをまるっと鵜呑みにすると大火傷するぜぃ ◆とはいえ、逆に大陸以外の現状を知り道教todayを推し量るにはこれ以外に適書を知らぬ。誰か知ってたら教えてください。 読了日:11月9日 著者:窪徳忠
西王母と七夕伝承西王母と七夕伝承感想 図書館 ◆実はレポート提出まで時間がないので、著者が74年に著わした同タイトルの論文、つまり本書の元となった論文を読むことで代えてしまったわけ。とはいえその論文でさえがっつり50ページもあったんですけどね。決戦は終了したが、そんな経緯で予備知識も入ったことだし、返却期日までにきちんと読みますぞ、という、読後感想文ならぬ読前宣言文ということで ◆単に「西王母は織姫なのだ」みたいな内容ではなく、長い時代の中で西王母の捉えられ方と表象がどのように変化し、結果どうなったかということが理論的に説かれていて面白い! 読了日:11月9日 著者:小南一郎
道教と東アジア文化 ―国際シンポジウム13- 1999道教と東アジア文化 ―国際シンポジウム13- 1999感想 大学図書館 ◆発行元が主催するシンポジウムの記録と、参加者の論文集。特に坐鴻「汉代考古美术中的道教因素」が神仙思想時代から道教時代にいたる西王母理解に大いに役に立つ。陳启智「道教产生的原因与意义」と業露華「道教与中国社会」は現代中国世界における道教がいかなる意味を持つか歴史的に丁寧に説く。本書がなかったら他の何を読んでもチンプンカンプンな事項も多かっただろう ◆中文と日文は読めるが、韓国語が全く読めないのが残念。面白そうなのも混じっていたので ◆ちなみに本書、主催者のサイトにて全文オープンアクセス 読了日:11月9日 著者:国際日本文化研究センター
オルセー美術館展 印象派の誕生 ー描くことの自由ー (ミニカタログ)オルセー美術館展 印象派の誕生 ー描くことの自由ー (ミニカタログ)感想 この3週間、中国の墳墓系ばっかり見てたんで、ちょっと目をリセットしようと再読 ◆現在上野で開催中の『黄金伝説展』(聖書関係の黄金伝説ではない)でも見て気分転換しようと思っていたが、そこに出てるモローはすでにこの展覧会で見ちゃってたことに気付く。じゃあ黄金……はもういいや ◆それにしても、世界最高の正統派sexyであるカバネルのヴィーナスはかわいいなぁ~♪♪ 読了日:11月10日 著者:読売新聞東京本社事業局文化事業部、国立新美術館
捏造の科学者 STAP細胞事件捏造の科学者 STAP細胞事件感想 図書館 ◆なにせ私は「論文」というものが好きなのだ、ということを教えてくれたオボちゃん事件。研究内容も事件の構造も専門的かつ複雑で、報道のみではなかなか客観的に分析しづらいところ、理系の修士を持つ毎日新聞記者として主観をいい具合に控えた著者の筆致は明快。オボちゃんを除くほとんどの登場人物との直接的やり取りを交えつつ、新聞記事に求められる「誰にでもわかりやすく」の鉄則を厳守しつつまとめられた本書は、本事件を後世に問う良書といわねばなるまいっ! ◆本書発行以降の流れを毎日新聞クリッピングして確かめたくなる! 読了日:11月24日 著者:須田桃子
インデックスインデックス感想 図書館 307日待ち ◆久々の姫川玲子シリーズの短編集。玲子=竹内結子はベストマッチングだと思っているので、ドラマ化以降はドラマのキャスティングで読めて楽ちん。しかしながら本作の玲子はちょっと竹内結子より落ち着いたか。大人っぽくなったかな玲子 ◆いやこりゃ『ブルーマーダー』読まにゃあかんと急遽手配。なんせ菊田がなんでそんなことになったのか、知らなかったんでちょーびっくり。そのへんの事情は『ブルーマーダー』に書いてあるのか?! 順番ひっくり返しちゃったけどまたまたわくわく。 読了日:11月24日 著者:誉田哲也
眼球譚 太陽肛門/供犠/松毬の眼 (ジョルジュ・バタイユ著作集)眼球譚 太陽肛門/供犠/松毬の眼 (ジョルジュ・バタイユ著作集)感想 図書館 ◆まだまだ引きずる多木浩二『眼の隠喩』。あとがきに『レッド・ドラゴン』とともに「コードの空洞そのものを孕んでいる」として『眼球譚』が挙げられており。バタイユってどう考えてもあっしのお好みとは思えず興味もなかったため、11月のゼミ発表で「私のレッドラ分析に続いてどなたかお願い」と呼びかけるも、指導教官「いや、これは……キツいですよ(笑)」。けっきょく「んじゃしょーがねーな」とワタクシが ◆結果。現実世界でこいつらに匹敵するはアルバート・フィッシュぐらいかと。西洋人ってすぐ「冒涜」って言葉使うね(笑) 読了日:11月25日 著者:ジョルジュバタイユ
アート偏愛 (光文社文庫)アート偏愛 (光文社文庫)感想 図書館 ◆広く「アート」をテーマとした異形短編シリーズの一冊。飛鳥部勝則目当てだったがオチが全く好みでなく、見たくないものを見てしまった感いっぱい、失敗だった ◆お気に入りは以下のとおり。折原一『黙の家』、平山夢明『オペラントの肖像』、牧野修『死者の日』。いずれもお好みポイントは「異世界的」「此処ではない何処か」ってとこかしら ◆各編の扉に使用された細井克朗氏のイラストは公募によるものだとか。これまた異世界的でお好み。 読了日:11月27日 著者:井上雅彦
ブルーマーダー (光文社文庫)ブルーマーダー (光文社文庫)感想 図書館 ◆菊田、そうだったのか、菊田!! ◆凡庸な表現であるが、哀しい犯罪者であった……  読了日:11月30日 著者:誉田哲也
『中国の洋風画』展 明末から清時代の絵画・版画・挿絵本『中国の洋風画』展 明末から清時代の絵画・版画・挿絵本 読了日:12月2日 著者:町田市立国際版画美術館編
壁絵のある家〈3〉ポルトガル・イタリア・スイス・西ドイツ (デザイン発見)壁絵のある家〈3〉ポルトガル・イタリア・スイス・西ドイツ (デザイン発見)感想 図書館 ◆「ヨーロッパじゃなんで壁にタイルで絵を描くのか」という根本的な疑問を解決したくて。常滑のINAXミュージアムで本書を知り、このたび図書館から調達 ◆壁絵研究家の著者が旅して集めたポルトガル・イタリア・スイス・西ドイツ編。特にアズレージョのあるポルトガルのきれいな写真がたくさん ◆他の著作は著者専門のドイツ語圏中心の様子なので、ポルトガルに関する知見をここで文章化していただきたかったが、テクストが少なくて残念 読了日:12月8日 著者:松味利郎
死を見つめる美術史 (ちくま学芸文庫)死を見つめる美術史 (ちくま学芸文庫) 読了日:12月8日 著者:小池寿子
奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)感想 図書館 ◆以前から読んでみたくやっと手にするも、合わずに中途で断念。読みこなす下地が私には不足してる。それでも→ ◆岩佐又兵衛《山中常盤》など日本のグロの系譜はこういうものか、若冲は1970年ごろにはこういうカテゴリーだったのかと知る。日本の美術って案外「研究されつくし」てるとこまで行ってないというのを実感する昨今であるが、評価が時節によって変わる理由の一つとして、なるほどやはり「言説」というものが人心を左右するのだなあなどと、別の角度からいろいろ考えさせられる一冊でございました。また機会があればいつか。 読了日:12月8日 著者:辻惟雄
ぶらりあるき香港・マカオの博物館ぶらりあるき香港・マカオの博物館感想 図書館 ◆目指すはマカオの博物館全制覇オゥっ! ……って、そんなにたくさんないんで一滞在でクリアできる感じですが(笑) ◆これまで何度かマカオを訪れているが、とにかく写真撮影命の旅ばかりだったので、いわゆる博物館って1~2個行ったかどうか。しかも中身を全く覚えていない! つくづく、問題意識なき行動はよろしくないなと ◆香港も長いことまともに行ってないなあ。あそこの店でまたうまいシャコステーキ食べたい。 読了日:12月9日 著者:中村浩
イメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-イメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-感想 しばらく前に読み終わっていたのだが、やっと読んだぞ感にヤラれて登録し忘れてました ◆師匠であるご存知水野千依博士の大作。西洋美術史の論文とはまさにかくあるべし。到底足元に及ぶべくもないが、先生が示してくださった道標とこころえ、ひたすら倣いたく ◆先月、先生に「ご研究のモチベーションは?」とうかがったところ、「好きだから」と即答。好き。ってすごいことなのだ ◆書評的な内容にご興味の向きは、ここじゃとても書ききれないので、ググってください。なんぼでも出てきますので。 読了日:12月9日 著者:水野千依
早世の天才画家―日本近代洋画の十二人 (中公新書)早世の天才画家―日本近代洋画の十二人 (中公新書)感想 読み始めてから本日まで約2年を要してしまった ◆世田谷美術館長である著者が萬鉄五郎、岸田劉生、中村彝、小出楢重、村山槐多、関根正二、前田寛治、佐伯祐三、古賀春江、三岸好太郎、靉光、松本竣介について記した評伝。なのだが、全体的には彼らの人生と作品を借りて著者が語る近代日本美術史論的、日本美術を通じて語る藝術論である。ゆえに、各々の作品に精通していないとあたかも観念的な話に終始しているように見え、通読に時間がかかったのはそのせいかと ◆関根、古賀、靉光ファンとして読み始めたが、小出に興味持つ。作品見たいなあ 読了日:12月11日 著者:酒井忠康
ヨーロッパの壁絵デザインヨーロッパの壁絵デザイン感想 図書館 ◆マカオ~ポルトガルの流れで、このところ「建造物の壁に描いてある絵」に興味津々。著者の写真集と併せて読んでみた ◆自分自身はヨーロッパで室内のフレスコ画を見ることはあっても、壁絵なるものを目にしたことがない。だが本書によれば、公共施設や住宅、あるいは農村(日本でいうところの里山みたいな感じの村々)の建造物に多く施され、見るべきものも多いようだ。マカオもポルトガルの影響で壁にタイル=アズレージョが豊富。マカオがそうなった時期が30年ぐらい前なので今は研究対象にはしないが、今後も興味を持っていきたい。 読了日:12月16日 著者:松味利郎
東京帝大叡古教授東京帝大叡古教授感想 図書館 ◆美術探偵シリーズが面白い門井慶喜、しかもモデルがエーコだって思い込みすぎ、ワクワク期待しすぎた私がいけなかったのね……ちょっと時代やら設定が好みに合わず。それでも読書に対して意地汚い私はがんばって最後まで読み通したが……最後の最後まで合わない。社会がアツい時代の物語って気恥ずかしいうえに理屈がメチャクチャで、めんどくさくって付き合ってられないわ…… ◆どこがエーコじゃい 読了日:12月17日 著者:門井慶喜
完全ガイド 皆既日食完全ガイド 皆既日食感想 図書館 ◆日食(というかその観測)を描いた錦絵をテーマに据えて必修課目のレポート書こうと思うので、理論武装に励む日々。本書は2009年発行なので、2012年にマスコミと世間が踊った日本の広い範囲で見られた金環食の話は「未来の話」として紹介されているだけだが、日食ハンターの歴史をはじめ、報道、科学、図像(切手)、世界史、日本史のなかで日食がどう扱われたかさらりと幅広く紹介。日食について調べる手始めに最適の一冊でした 読了日:12月19日 著者:武部俊一
天体の図像学―西洋美術に描かれた宇宙天体の図像学―西洋美術に描かれた宇宙 読了日:12月20日 著者:藤田治彦
あぶない叔父さんあぶない叔父さん感想 図書館 ◆ずいぶん長いこと順番待ちしたが、くだらなすぎてアウト。脱力ばっかでは抱腹につながらない。また、主人公の彼女がウザすぎて耐えられない。もう読まないよ~ん。 読了日:12月22日 著者:麻耶雄嵩
俳優・亀岡拓次 (文春文庫)俳優・亀岡拓次 (文春文庫)感想 図書館 ◆もう、ヤスケンの当て書きか?! と思えるほどの…… 映画の公開が楽しみで楽しみで楽しみでならない♪♪♪ ◆で、ヤスケンのことをいったんこっちに置いとくと、主人公に共感できる点は皆無なのだが、この「アツくならない、醒めない、突っ込まない、逃げない」な生き方から学ぶものも多く。 読了日:12月23日 著者:戌井昭人
のろい男 俳優・亀岡拓次のろい男 俳優・亀岡拓次感想 図書館 ◆『俳優・亀岡拓次』続編。亀岡はあくまでも亀岡であり、亀岡以上でも以下でもない日常が続く ◆映画にはこっちからのエピソードも盛り込まれているのかしら? ホント楽しみ♪♪ ◆『俳優・亀岡拓次』の感想に「主人公には全く共感できないがヤスケンが絡んでるからおもしろすぎ」みたいなことを書いたが、それでもまだまだこの亀岡の日常を読み続けたくてしょうがない。何の転換もなくていい、続々編に期待。 読了日:12月24日 著者:戌井昭人
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